その肩こり、イスのせいかも!? オフィスでできる肩こり、腰痛対策
肩や腰が重くずっとすっきりしない……。
社会人になって座り仕事が長くなってから、肩こりや腰痛に悩まされている女性も多いのではないでしょうか。もちろん、座っている際の姿勢や冷えによる血行の悪さ、筋肉のバランスなど人によって様々な原因はありますが、もしかするとPC作業の際のイスの高さと机の間の距離があっていないのかもしれません。
最近では、PCに向かう時間が増えて学生でも肩こりや腰痛に悩む人も増えているそうです。立っているときに比べて、イスに座ったときの腰への負担は何倍もかかっています。同じ姿勢を取り続けないでマメに休憩を取ることも大事ですが、普段の作業姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。
適切な高さは人によって違うので、一律何センチということは言えませんが負担の少ない姿勢の取り方にはポイントがあります。
普段から正しい位置で座れているか、以下のポイントをチェックしてみてくださいね。
足がしっかり床に付くかどうか
イスが高すぎて足が床にぴったりと着かない場合は、踏み台を置くなどして足がブラブラしてしまわない高さに調整しましょう。理想は、足、ひじ、太ももがきちんと直角になって背筋がぴんとできる姿勢です。高さが合わないと足を組みたくなったり背筋が丸くなったりします。クッションを置くなどして調整してみてくださいね。
ひじの高さはテーブルよりも上になりすぎていないか
ひじの位置は、キーボードよりも少し低い位置にある方が腕や肩に負担がかかりにくいです。キーボードに向かったときに、ひじの位置を少し持ち上げてみてください。少しひじを上にしただけで、ぐっと肩甲骨から二の腕、肩と力が入って強張るのを感じるのではないでしょうか。
ひじの位置が上すぎると二の腕から肩にかけて余計な力が入るので、少しイスごと高さを下げてみるかキーボードを台に置くなどして高くすると楽になるかもしれません。
テーブルに近すぎないか
つい画面を覗きこむような姿勢で猫背になってしまっていたりしませんか?
PC作業をしているときは、猫背の上につい目を細めて無表情でコワイ顔になってしまったりしています。もしカフェなどでPCを広げている姿を偶然彼に見られてしまったら、びっくりされてしまう可能性も……。普段からテーブルの上に鏡を置いて、自分が机に向かう姿勢が目に入るようにするのもオススメです。
机が高すぎないか
男性の体格に合わせて作られているオフィスチェアでは、小柄な女性には大きすぎる場合があります。上に引っ張られるような感じで作業をしていると首や腰に負担がかかりがち。イスを高くして合わせると足が床に着かない場合も多いかと思いますので、踏み台などで調節しましょう。
オフィスでは自分の意思で机の高さを変えるのは難しいケースが多いかもしれませんね。設備を変えるのは難しくても、足元に置いて高さを調節できるタイプの小さな踏み台なども出ていますし、クッションを敷いたり、PCの下に本を敷くなどして目立たない範囲での微調整をしてみることはできるのではないでしょうか。