パワーをもらおう! 海外女性起業家たちの“成功”レシピとは??
不況、就職難、給与カット、派遣切り……。世の中はどうも不安になってしまうような要素が溢れているようですが、そんななか他人に頼らず、自身の才能とスキルで起業して力強く生きてゆこうというたくましい女性たちが海外にいます。
彼女たちに共通するのは、ひとつの画期的なアイデア、たくさんの勇気と情熱、揺るぎない自信、そして一生懸命働く努力と言えます。“できる”と強い確信をもって邁進した結果、夢の仕事を作り上げた彼女たちから、成功の“レシピ”を学んでみませんか?
「●●があったらいいのに」、がアイデアの原点
女性がひとりで大きなビジネスを始めるには、まず何が必要なのでしょう? それは多額の資本金でも、学歴でもなく、「 ●●があったらいいのに」という素朴な疑問。この世でまだ誰も始めていないサービスやビジネスの芽はそんなところにあるのです。
例えばこんな例があります。
・靴フェチのあまり、自分でオンラインショップを始めたところ大成功した
・学生のときバックパッカーで旅行中カフェのバイトをしていて、柔軟な勤務時間帯で働ける仕事を紹介するオンラインサービスを思いついた
・大手法律事務所の個人債権回収部門で働きながら、個人の借金問題について適切なアドバイスをするサービスの必要性を痛感し、始めてみた
・既存の生理用品に満足できず、健康面や環境面にも配慮したオーガニックコットンを開発販売した
いずれも出発点はきわめて普通の女子らしい発想、それを数年後には国際的な売り上げのある会社やブランドに成長させたのです。
“理想のコース”は忘れて、自分でゼロから作り上げよう
今までは、“いい学校に通い、大手企業に就職し、家を買って、結婚して子どもを育てて、”というのが理想の人生コースとされてきましたが、今や完全に時代遅れ。私たちはもっと自分の才能や価値観、ライフスタイルによって“成功”を定義していいし、それができるはず。世界旅行をしたり、正社員にこだわらず柔軟な働き方をみつけたりしながら、自分なりの“成功”をつかめばいいのです。
リスクをとらずに、成功はありえない
どんなビジネスジャンルでもそうですが、リスクなしに成功は望めません。リスクをとるためには、まず自分のあたためてきたアイデアについて十分なリサーチをし、そして何よりも自分自身の直感を信じることです。そしてうまくいかなかった場合の立ち直り方もきちんと事前に検討しておきましょう。無借金で始める? お金を借りるならいくらまで? もしプランAがうまくいかなかったら、プランBあるいはプランCをちゃんと考えている?
ビジネスではさまざまなチャレンジがあります。
・思ったほどお客が集まらない
・アウトソースしたソフトの開発がお金だけかかって、何の役にも立たなかった
・唯一の取引先が倒産し、在庫を全て引き取らなければならなかった
・人を雇ってみたけど成果が出ず、お金とストレスだけがかかった
厳しいような展開が数多くありますが、それを乗り越えるたびに大きな教訓を学んでいくはずです。
あともうひとつ、女性起業家たちが声をそろえるのは、“もっと自信を持ってやっておけばよかった”ということ。人は自分が思う以上に大きな才能を持っているものです。なによりも“自分なら乗り越えられる”と強く思えることがさらなる強運とステップアップを呼び込むことでしょう。
大きな収入を手に入れることが、“成功”とは思わない
女性が一人で起業し、やがては年商○億の会社となったりすると、世間から大いに注目されるし、収入も膨大なものになります。でも優秀な彼女たちは、お金だけを成功を図る物差しにはけっしてしません。「自分のアイデアで喜んでくれる人がいる」、「誰かを助けることができた」、「世の中の役に立っていると実感できる」、そんな思いが金銭的報酬以上に大きな原動力となっていると言います。そんな生きがいを見つけられたからこそ、より仕事にも一層精力的に取り組めるのでしょう。