「心配で心が押しつぶされそう…」あなたを不安スパイラルから助け出す4つの事実
「××だったらどうしよう……」「もしも××になったら……」そんな考えに心が押しつぶされそうになってしまうことはありませんか? 不安に心をどっぷり支配されている時には、なかなか気持ちが切り替えられないもの。もがけばもがくほど深みにはまってしまいます。そこで今回は、不安で心がいっぱいの時に思い出してほしい4つの事実をご紹介します。
不安になるのは当たり前
どんなに明るく前向きに見える人でも、人間なら必ず不安になることはあります。心配事や気がかりなことがあるときに、不安を感じるのは人としてごく自然なこと。心理学で有名な“白クマのことだけは考えるな!”という実験にあるように「考えてはダメ」と強く拒絶すると、よりそのことばかりを考えるようになってしまいます。まずは“不安に思っていること自体”を拒絶せず、「私はこれを不安に思っているんだ」とその気持ちを受け入れてしまいましょう。
心配性の方が失敗を回避できる
不安で心がいっぱいになってしまった時には、そんな自分に自己嫌悪に陥ってしまうのでは? でも、実際に最悪のシナリオを予想して、それに合わせた解決策を考えることで失敗を未然に防げることもあるのです。実際「心配性の人の方が仕事のパフォーマンスが高かった」なんて研究結果も。「××が起こったらどうしよう……」と不安に思うところから、もう一歩進んで「××が起こった時のために、こんな対処法を練っておこう!」と解決策を考えてみて。対処法も一緒に想像することで不安を和らげることができるはず。
他人の目線で見てみる
例えば“出産”について不安に感じたとき。「本当に母親になれるだろうか……」という漠然とした不安から始まり「子育てがうまくいかなかったら……」「もし夫が病気で働けなくなったら……」なんてあることないこと、どんどんと不安のスパイラルにはまってしまいますよね。そんな時は自分の考えにどっぷりと浸かってしまう前に、“これは友人の不安事”として捉えてみて。もし、あなたの友人が「子どもが産まれるんだけど、主人が病気で働けなくなったらどうしよう……」と相談してきたら、あなたはきっと冷静に「今そんなこと考えても仕方ないじゃん!」と答えるはず。不安にどっぷり心を占領されてしまったら、心の中にもう一人相談役を見つけてみましょう。
統計的には……起こらない!
『心配事の9割は起こらない』なんて本が話題になりましたが、実際アメリカで行われた研究の結果、「心配したことの“85%”は、結局“いい結果”か“良くも悪くもない中立の結果”に終わる」んだとか。また、実際に心配事が現実になってしまった場合でも、約8割の人が「自分が想像していたよりも上手く出来事に対処できた!」と語っているそうです。「不安はそもそも現実にならないし、もしそうなっても何とかなる!」と科学的に証明されているのはなんだか心強いですね。心が押しつぶされてしまいそうな時は、ぜひこの結果を思い出してみて。