腸が綺麗な人は肌美人! 腸内常在菌を味方につけて綺麗になる方法
「美肌になりたい!」そう思っている女性は多いことでしょう。そして、美肌のためにまずすべきことは「スキンケア」だと考えている人もとても多いように思います。
確かにスキンケアは私たちの肌悩みを解消したり、肌を健やかに保つ効果が期待できるものではありますが、私たちの体が日々口にしたものから作られていることを考えると、不摂生をしてスキンケアだけを念入りに行っても意味がありません。
また、肌の綺麗な人に美肌の秘訣を尋ねると、「毎日口にするものが何よりも大切!」という言葉が必ずと言っていいほど返ってきます。つまり、美肌になりたいと思うなら、体の中、腸から綺麗になる必要があるのです。そこで、今回は腸内常在菌を味方につけて綺麗になる方法をご紹介したいと思います。
常在菌とは?
人間の体に常に存在している菌のことを指します。人間の皮膚や腸、口腔など外界との接点に存在しています。
腸内常在菌と美肌の関係
腸内常在菌の種類や数は人によって異なります、しかし、俗に言う善玉菌と悪玉菌が共存しているのは万民共通であり、私たちが健やかに生きていくためにはこの2つが共存共栄していくことが大切です。その中で配慮したいのが「バランス」。健康に害を及ぼす菌の増殖を抑える必要があり、そのためには善玉菌を増やす必要があるのだそう。そして、そのことが美肌へと繋がる道であると言えます。
腸内常在菌を育む方法
1.ビフィズス菌を積極的に摂る。
善玉菌を増やすには乳酸菌を積極的に摂る必要があります。乳酸菌の代表格といえば「ビフィズス菌」。ビフィズス菌はブドウ糖を分解して乳酸や酢酸をつくる働きがあるため、腸内を酸性に保つ働きがあると言われています。病原菌はアルカリ性を好むと言われているため、病原菌を抑えて善玉菌を増やすのに効果があるのだそうです。
この他、ビフィズス菌には腸内の掃除をする働きやビタミンを作る作用、免疫力を向上させる効果があると言われています。ですから、食後に100g以上のヨーグルトにオリゴ糖(シロップなどを含まない)を入れて摂取することをおすすめします。
2.発酵食品を効果的に摂る。
発酵食品も腸内環境をよくする効果があると言われています。1日に3種類以上の発酵食品を摂取するとより効果的なのだとか。筆者は毎日の習慣としています。
3.便秘の予防・解消を心掛ける。
便秘が美肌の大敵であると言われています。人間の最大のデトックス方法は排便することであるため、普段からよく水分を摂る、体を冷やさない、適度な運動を行う、食物繊維を豊富に摂ることなどを心掛け、便秘を予防・解消することが大切です。
いかがでしたでしょうか? 「美肌は1日にしてならず!」今日からあなたもコツコツと腸内改善を始めてみませんか?
【参考】 青木皐著『人体常在菌のはなし―美人は菌でつくられる』(集英社新書)