ゆったりと優雅に。アフタヌーンティーのススメ

1940年代 イギリスで、素敵な喫茶習慣が生まれました。そう、アフタヌーンティーです。当時の正式なアフタヌーンティーは、単に飲食を楽しむだけのものではなく社交の場として使われ、広い分野でのセンスや知識・教養が要求されてきました。現在は簡略化され、ラフでナチュラルなアフタヌーンティーが提案されています。
日本でも、優美で華やかな英国の雰囲気と日本の品や和を組み合わせたアフタヌーンティーが、都内ホテルを中心に展開されています。その中でも今回は、女性と一緒に行きたいアフタヌーンティーをご紹介いたします。お気に入りのワンピースを纏い、目にも鮮やかなケーキや紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。


まずは一本、電話をかけましょう

ホテルでのアフタヌーンティーに行く際は、事前予約が必要です。土日などは混むことが多いので、余裕を持って早めの予約をしましょう(ペニンシュラ、フォーシーズンズ、セルリアンホテルなどは予約ができません)。
アフタヌーンティーは、三段トレイにスコーン・サンドイッチ・ケーキが乗せられており、紅茶とセットになっている場合がほとんどです。都内では2,500円から4,000円+10%チャージが相場でしょうか。
季節によってスイーツの仕様や紅茶のフレーバーが変化し、もうすぐ訪れる春からはイチゴや桜などを取り入れた可愛らしいものが多くなります。だからこそ、やっぱり女性同士で行きたい!

思う存分、幸せに浸りましょう

仲の良い友人とのアフタヌーンティーにオススメのホテルは、新宿の「パークハイアット」。自然光が降り注ぐ開放的な空間で、ガールズトークも弾みそうですね。そして友人とのアフタヌーンティーにオススメしたい一番の理由は、プチスイーツやフィンガーフードが、なんと好きなだけ選べるということ。テーブルへと運んできてくれるプラッターから、おいしそうなものを一つ、二つ、もう三つ……ああ、なんて贅沢なのでしょう。
歳上のお姉さんと行きたいのは、日本橋の「マンダリン」です。マンダリンホテル最上階、38階に位置するシックなラウンジで提供されるアフタヌーンティーは、“伝統のアフタヌーンティー”という異名を持つほど有名です。マンダリンオリジナルブレンドの紅茶はお土産に買って帰りたくなるほど。ぜひ、紅茶がお好きなレディとお楽しみくださいませ。

友人だけでなく、アフタヌーンティーは母娘向けでもあります。成長したからこそ、ゆったりと時間が流れる空間で女性同士の会話ができるのです。そんな時にオススメしたいホテルは、「椿山荘」。四季折々の庭園の風景が美しいことでも有名です。アフタヌーンティーは、スコーン自体のフレーバーも変わり、2月一杯まではプレーン・ラズベリー・いちじくの三種類が楽しめます。椿山荘ではキッズアフタヌーンティーの用意もあるので、母娘三世代で素敵な一時を過ごせるのも嬉しいポイントです。

大人の心意気で、楽しみましょう

銀食器、調度品、重厚な円柱、高い天井、大きな窓やバルコニーに、クラシックの生演奏、そして行き届いた心配り……。アフタヌーンティーはおいしさだけではなく、その空間の雰囲気やスタッフの方々の素晴らしいサービス全てが魅力的なのです。
全てのホテルでドレスコードがあるわけではなく、ショートパンツやビーチサンダルほどカジュアルでなければ問題ありません。が、やはりそれなりの格好をして行ったほうがホテルの方からも良くしていただける気がします。せっかくですからオシャレをして、アフタヌーンティーを存分に楽しみたいですね♪

2015.01.28

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記事を書いたのはこの人

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Written by 香 みちる (カオリ ミチル)

都内在住のジュエリーデザイナー。 好きな宝石はダイヤモンド。好きな香りはムスク。 趣味は乗馬、バイオリン、旅行、そしてSM。