体は悲鳴を上げてます!! 無視してはいけないストレスサインのいろいろ
ほんとうはストレスでいっぱいいっぱいのはずなのに、過密スケジュールをこなしたり、平気なフリを続けていたりしていませんか? 自分では大丈夫なつもりでも、体が悲鳴を上げるほどのストレスサインが出ている場合は、しっかりその声に耳を傾け、生活ペースをスローダウンさせる必要があります。今回はそんなけっして見逃してはいけない、ストレスサインたちをまとめてみました。
ウエストまわりに肉がついてきて、スカートやパンツがきつくなってきている
精神的なストレスから食べ過ぎを招いてしまうことがありますが、それが目に見えて表れてくるのがウエストラインについたお肉。これはストレスホルモンであるコルチゾールのなせるワザと考えられます。最近体重が増えてきた、過食ぎみであると感じた場合は、ウォーキングなどの適度なエクササイズで、ストレスを減らし、脂肪を溜め込まないようにしましょう。
生理がこない、あっても軽すぎる、あるいは痛みがある
女性特有の生理もストレスに敏感に反応するので気をつけましょう。これは脳より先に心身に起きているストレスを察知するという卵巣が、赤ちゃんを危険にさらさないために生理を一時的に止めたり、なんらかの異常サインを送っているのだと考えられます。女性ホルモンであるエストロゲンのバランスを取り戻すために、豆腐や大豆などの摂取量を増やすようにしましょう。また生理痛を和らげるためには、マグネシウムの摂取量を増やすのが効果的です。
耳のあたりが痛くて目が覚めることがある
耳のあたりが痛くて目が覚めるというのは、睡眠中に歯ぎしりをしていることが主な原因と考えられます。これは放っておくと歯にも重大なダメージを与えかねないので、自覚症状があったり、パートナーから指摘された場合はまず歯医者さん診てもらってください。
大音量で音楽を聞いたり、激しいエクササイズをすることが多くなった
腎臓のすぐ上に位置する副腎はホルモンの生成を司っており、ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンの分泌を担っています。通常のストレスではストレスホルモンの量も適切にコントロールされているのですが、ストレス過剰となると体が必要とするアドレナリンの量に追いつくため、コルチゾールもたくさん生産されてしまうのです。大音量で音楽を聞いたり、激しいエクササイズをするのは無意識のうちにこうしたアドレナリンの分泌を刺激しているわけですが、結果的には心身を消耗させ、無気力な状態を引き起こしてしまう結果にもなってしまいます。疲れているはずなのに、なにか過剰な刺激を求めてしまうのは、ストレスが蓄積されている証。そんなときは刺激に手を伸ばすのではなく、いったん活動を“オフモード”に。スマホやテレビからも離れ、心身をよく休めるようにすることが肝心です。