1時間座りっぱなしで寿命が22分縮む!? デスクワークの人必読の生活習慣
みなさん、1日のうちの何時間を座位時間(座っている状態の時間)に費やしていますか? デスクワークが多くなった今、1日の半分近くを座って過ごしているという人もいるかもしれません。なかには「日頃の運動不足を解消するために週末はアクティブに活動している」なんていう人もいるのでは? 実は、運動をするよりも座っている時間を短くするほうが寿命を延ばすには効果的だという結果が出ました。つまり「運動しているから仕事中は座りっぱなしでも大丈夫!」というのは危険!
そこでここでは、ちょこっとだけ変えたい寿命を延ばすための生活習慣をご紹介します。
座っている時間が長いほど寿命が短くなる
スウェーデンのウブサラ大学が座りっぱなしの生活を送っている高齢者を対象に行った研究結果によると、運動力を増やすよりも座っている時間を短くしたほうが、老化を遅らせることができるということが判明しました。
なんでも運動をした群と、特に運動をしなかった群とふたつに分けて6か月記録したそう。その後、血液検査をして細胞を鑑定したところ、血液細胞の「テロメア」という染色体に変化があったそうです。「テロメア」は、一定の長さよりも短くなると老化がはじまるといった寿命の指標になる染色体のこと。その結果、運動をとりいれた群のほうがテロメアを短くする、つまり寿命が短くなってしまったようです。そしてふたつの郡に共通して見られたのは、「座っている時間が短くなるとテロメアは長くなる(寿命がのびる)」という点。運動をするよりも座る時間を短くしたほうが長寿には効果的のようです。
「立ち上がりタイム」が寿命アップの鍵
ちなみに、1時間座りっぱなしでいると22分寿命が縮むそう。原因は筋肉の収縮によるもの。筋肉が収縮すると血液中の酵素の働きが抑制されてしまい、血液がドロドロになってしまいます。ドロドロの血液は肥満や糖尿病を引きやすくなってしまいます。
とはいえ、「デスクワークだからどうしても座っている時間が長くなってしまう」という人もいますよね。仕事中にずっと立っているわけにもいきません。そこでオススメなのが「立ち上がりタイム」。30分に1度は席をはずしてトイレへいったり一息ついたりする時間をつくりましょう。
もともと人間は立って動くように身体ができています。立って作業をすることで身体の血流がきちんと循環するようになっています。座りっぱなしで血流を滞らせないよう注意したいですね!
仕事だけでなくテレビを見るときも同じこと。こまめに立って健康な生活習慣を心掛けましょう!