意外と知らなかった! 結婚式の受付係を頼まれたら知っておきたい常識
友人の結婚式や、兄弟の結婚式など、大人になれば身近な人の結婚式で受付係を頼まれることも多くなってくるでしょう。
でも、受付係ってどんなことをすればいいのかご存知ですか? 結婚式のマナーだって知らない人が多い昨今、受付係の役割なんてもってのほか! という人も多いはず。
経験していなければ知らないのは当然ですが、いつ何時突然頼まれるかわからないのがこの受付係。受付係は両家の顔ともなる重要な役割。いつ頼まれてもいいように、最低限の常識やマナーは知っておきたいものです。
友人代表ではなく「両家の代表」です。
最近は受付係を友人に頼むことが増えましたが、かつて結婚式の受付係は親族が行うような重要な役割です。何百万という金額のご祝儀を代表して受け取るのですから、けして軽い気持ちで臨んではいけません。
新郎新婦の会社関係だけでなく、両家の親族の仕事関係者も参加される可能性のある結婚式や披露宴では、両家の代表として緊張感を持って努めましょう。けして共通の友人に会って長々とおしゃべりをしたり、いい加減な態度では受付係としては不向きです。
受付係として行うことって?
結婚式の受付係として行うことは、祝儀のお預かりや記帳のお願い、重要な参列者にお車代をお渡しするなどの役割が一般的です。
先述のように受付係は両家の代表者なので、「本日はお越しいただきありがとうございます」「御記帳をお願いします」「お名前をお書きいただけますでしょうか」などの丁寧が言葉はもちろん、ご祝儀を受け取る際は「ありがとうございます」などきちんとお礼の言葉を添えましょう。
筆者が過去参加した結婚式での珍エピソードですが、ご祝儀を渡す際に「本日はおめでとうございます」と伝えると受付係の方から「それはご本人に伝えてください。私は新婦の友人です」と返ってきたことがありました。
このように、マナーや常識を知らないと恥ずかしい思いをすることにもなり、両家にもご迷惑をかけてしまうので注意が必要です。
服装に注意!
うっかり見落としがちなのが服装のマナーです。いくらおしゃれだからといって、結婚式にふさわしくないファー(殺生の意味でNG)や白色のドレス(白は花嫁だけに許されるためNG)はもちろん、個性的すぎる服装は避けた方がベターです。
着物を着用するのであれば、結婚式にふさわしい振袖や格の高い訪問着などがベストです。
大切な友人にいつ頼まれても良いように、最低限のマナーを知っておけば友人の晴れの日はさらに素晴らしいものになります。
心からのお祝いの気持ちも込めて、受付係を頼まれた時は万全の態勢で臨みましょう。