恥ずかしいけど、なかなか効果的。自分の「英語」を録音してみた
頑張っているけど、なかなか壁を越えられない「英会話」。最低限のコミュニケーションはとれるけれど、なかなか長いセンテンスが話せない……。そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
筆者は現在アメリカ在住。英会話の「産みの苦しみ」と、毎日戦っています。
言いたいことを上手く表現できたときは嬉しくなりますが、言いたいことが言えなかった時はフラストレーションが溜まります。長いセンテンスを正確に話せた時は心の中でガッツポーズしますが、センテンスが空中分解した時は落ち込みます。
どうしたら英語を自在に話せるようになるの?
「どうすれば、英語を自在に操ることができる?」とアメリカ人達に聞いてみましたが、「練習あるのみさ!」と、見事に全員同じ答えでした。
そこで、ノンネイティブの人達に聞いたところ……
「話す機会をたくさん作ること」
「毎日、単語と熟語を10個ずつ覚えること」
「構文をまるごと覚える」
「海外ドラマをたくさん見る」
「英語でのプレゼンを、動画でチェックする」
などなど、さまざまな答えが返ってきました。
学問に王道無し。皆頑張って努力して、英語を自在に操れるようになったのだなぁ……としみじみ感じました。
そんな答えの中でも、筆者の興味を引いたのは
「自分の英語を録音している」
というもの。
確かに……。
自分の英語が他の人からどう聞こえているのか? 速度は大丈夫か? 変なクセはないか? 発音はどうか?
英語を話している間は夢中なので、自分で気づくことはできません。
現実に向き合わなければ、現実を越えることはできないのでは?
と自分を鼓舞し、自分の英語を録音してみました。
ボイスレコーダーで録音してみた
意外に安く手に入る「ボイスレコーダー」。持っている人は多いのではないでしょうか。
これを使って、自分の英語を録音してみました。
まず、TOEFLのスピーキング問題を探し出します。テキストからでも、インターネットからでも。「あなたのお気に入りの場所は? その理由も教えてください」などの質問に答える、というもの。
実際のテストだと時間制限があるのですが(45秒)、録音する際は気にせず回答することにしました。
緊張しつつ録音し、再生。
ショックを受ける=「自分の悪いクセを忘れにくくなった」
……。
知りたくなかった現実を思い知りました。言い直すクセや、冠詞の間違い、theやaboutの乱用……。何よりも、「スピードが遅い!」。
理想とは大きくかけ離れた、自分の「喋り」にがっかり。もっと話せていると思ったのに……。
しかし、自分の英語のどこに弱点があるのか、はっきりと思い知りました。悪いクセも浮き彫りになります。
録音しては再生し、録音しては再生し……と繰り返すうちに、ちょっとずつ改善されてきました。
「ショックを受けた」ということは、「自分の悪いクセを忘れにくくなった」ということ。
ちょこちょこ続けているうちに、「英語、上達したねー!」と言われたので、嬉しくなりました。
恥ずかしいし、やりたくないな……という日も多々ありますが、なるべく録音の機会は設けるようにしています。
このまま続けて頑張りたいです。