その年齢で言うの?「もうおばさんだから」の隠れた心理

私たちがこどもの頃、お姉さんと呼んでいたのはいくつの女性でしょう。おばさんと呼んでいたのは何歳の女性だったのでしょう。今や世には美魔女が溢れ、40だろうが50だろうがついお姉さんと呼びたくなる女性ばかりです。
しかしその一方で確実に存在する、「もうおばさんだから」組。その裏側にあるのは謙遜なのか、自信の無さなのか、それとも一体……?


「もうおばさんだから」の心理

おばさんという言葉に対して、一体何人が良いイメージを持っているでしょうか? おばさんと呼ばれたくない! と過剰反応し、アンチエイジングと名の付く商品を買い漁りたくなる気持ち、筆者も分からないではありません。
それでも言ってしまう、「もうおばさんだから」の心理を4つご紹介致します。

1 :若作りをしていると思われたくない

40代になっても、ティーンのままの服装や立ち居振舞いの方、ごくごくごくたまに見かけます。そういうふうに自分をいつまでも若い子と同じように思うイタイ女性にはなりたくない! という気持ちから、つい口に出してしまう女性がいます。私は大人なのだという、一種の意思表示です。

2: 他人からの指摘を避けるため

自分で自分の年齢を自覚するのはいいけれど、他人から言われることは嫌なもの。そんな怖さがあるから、自分で先に言ってしまおうという心理です。「もうおばさんだから」という文の作りには、身を守る言い訳の要素が含まれています。なかなか難しいですが、できないことを年齢のせいにはしたくありませんよね。

3 :周りと空気を合わせている

人には人の適齢期がありますが、年齢で線引きをしてしまう世の中が現実。結婚は出産はと迫られること、決して珍しくはないんです。若い子好きと言われる日本男子からおばさん扱いをされ、世間がそう評するから仕方なく口にしているのかもしれません。

4 :そう呼ばれる立場になったから

20代後半~30代半ばにもなれば、自分がそうでなくとも、結婚しこどもが産まれた友人が周りに何人かいるかと思います。そのこどもが自分を呼ぶときに相応しい言葉は、やはりおばさん。年齢が上がったというよりそう呼ばれる立場になったということであり、3つめの理由とは似て非なるものだと筆者は考えます。

おばさん=さえない人生、ではない!

そもそも私たちが嫌なおばさんとは、美しくなく、傲慢で、無神経で、意地汚く、異性から恋愛対象になり得ない人のことを指します。つまり昔で言う、オバタリアン(死語)です。この場合、「もうおばさんだから」という卑屈なニュアンスが引っ掛かります。
そして世の中には、前述の美魔女や大人カワイイ女子はもちろん、綺麗なおばさんや可愛いおばさんも存在します。良い意味でいい大人であるという、前向きな響きです。

時を止めることなどできません。確実に皆、老いていきます。それでも瑞々しく見える女性は、肌の手入れやスタイルの保持にも気を使い、そのときの自分が一番魅力的に見えるようなファッションスタイリングをし、さらには歳を重ねたなりの知性や教養を持ち、自分というアイデンティティーがしっかりと確立されています。
美しいおばさんになることを夢見て、日々過ごしていきましょう♪

2014.11.03

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記事を書いたのはこの人

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Written by 香 みちる (カオリ ミチル)

都内在住のジュエリーデザイナー。 好きな宝石はダイヤモンド。好きな香りはムスク。 趣味は乗馬、バイオリン、旅行、そしてSM。