男性社会でタフに生きぬいていく! 女子がハッピーキャリアを手に入れるためのヒントとは?
社会に出て、やっぱり女が会社で認められるのは難しい……と実感したことはありませんか? 周囲の自分を見る視線、男性上司とのコミュニケーション、結婚出産といった私生活とのバランス、女性ゆえにぶつかる難しさは依然として根強く残っています。
でもこんなに不安定な世の中、いつか結婚するにしても独身でいるにしても、女子にとってどんなキャリアを築いていくかということは避けられないテーマ。今後の人生長く働いていくためにも、せっかくなら後悔のないハッピーキャリアを築いていきたいものですよね。そこで今回は、女性が輝いて働き続けるためのヒントについて探ってみました。
「女性は男性とは違うキャリアへのアプローチをもっと大事にしていい」
例えば、イギリスで内務大臣という要職にあるテレサ・メイ女史は、「女性は男性とは違うキャリアへのアプローチをもっと大事にしていい」というメッセージを送っています。彼女は、
「女性はビジネスシーンで、自分らしさを押し殺して男っぽく振舞うことはありません。それよりも、女性同士もっと協力して助け合うことが大切。なにもかもひとりで背負い込んで頑張らなくてもいいの、それよりももっと他の女性を巻き込んで力を合わせたほうが大きな影響力を持つことができるわ」
という主張もしています。
女性ならではのすぐれた素質を
実際、女性には女性ならではの強みがあるという指摘もあります。女性経営者は男性経営者に比べ、投資家や顧客だけでなく従業員たちも含めて“すべての人たち”のことを考えて意思決定をする傾向が強いそう。その決定プロセスも、ワンマン型、トップダウン型ではなく、さまざまな立場の人たちの声を聞いて判断するというスタイル、そのため社内でも協力的なムードを作りやすいのだといいます。それはまさに、他人の思惑や考えを敏感に察知し、それをまとめて良い方向へ導くという、女性ならではのすぐれた素質のひとつと言えるのではないでしょうか。
能力を謙遜しなくていい!
さらに海外でもよく指摘されているのが、「女性はもっと自分に自信を持ち、堂々と振舞ったほうがいい」というアドバイス。男性は自分の能力を多少“盛って”でも、有能ぶりをアピールするのに対し、女性は“私なんかとてもとても”という謙遜ぶって大事なシーンから逃げてしまうことが多いのだとか。とくに給料交渉の場ではその差が顕著に表れると言います。
日本はとくに“出しゃばりすぎず、謙虚な態度でいることがよい”という価値観が強く残っていますが、そのままではいつまでたっても一歩ぬきんでた存在となることはできません。男性たちと敵対することはありませんが、自分らしさを失わず堂々とした態度で、そして身近にいる女性の同僚たちともっとオープンに付き合い、助け合っていくことできっとあなたが生き生きと働けるキャリアができてくることでしょう。
最も大切なのは、“自分はこうやっていきたい”というビジョンをはっきりとさせ、それを周囲の人にも受け入れてもらうことです。
参考記事(海外サイト):Why women (even me) are scared to ask for a pay rise says JANET STREET-PORTER