現代女性の宿敵の腰痛! ひどくなる前にセルフケアで改善しよう
今や、日本人女性の80%が一生に一回は悩まされると言われている腰痛。自分自身でもいつ起こりうるか分からない腰痛は日頃の予防ケアと腰痛が起こった時のケア方法を知っておくことが大切です。とくに働く女性は痛みを放っておきがちで、気づいた時にはひどい腰痛を引き起こしていた……ということにもなりかねません。本日はそんな腰痛を改善するセルフケアについてお伝えしていきます。
腰痛のセルフケアのポイントとは?
急に痛み出す腰痛
あれ? ギックリ腰!? と思うほど急に訪れてしまう急な腰痛は自分自身も予測不可能。
痛み出したら、まず炎症を抑えるため保冷剤や冷湿布などで冷やすことが大切。時間が経ってから炎症が治まったら今度は温めて緩めるケアを行います。
ツボ押しも有効で特に入浴後などの温まったあとに行うとより効果的。自分でも押しやすい腰痛のツボ・腎兪(じんゆ)。ちょうどウエストのくびれの高さの背骨から指2本分外側にいったところにあります。左右一緒に親指の腹で気持ち良いと感じる程度に押すのがコツです。もちろんツボ押しの道具やお灸に頼るのも◎。
慢性的なコリや疲れ
慢性的な腰のコリや疲れは、溜め込まずにその日のうちに改善しておくことがひどい痛みに移行させないコツです。腰を伸ばしたり緩めたりするストレッチはできれば朝と晩(体が温まった入浴後)に取り入れたいもの。休みの日などはヨガやウォーキングなどの有酸素運動も有効。
また、最近働く女性に人気の、巡りに働きかけるサプリメントに頼るのも◎。おすすめはビタミンB・E。ビタミンB群はエネルギーを分解して代謝を促す栄養素で簡単に言うと燃焼系。ビタミンEは抗酸化作用に優れており血行促進、代謝アップに関わる若返りのビタミンといえます。巡りに関わる栄養素を手軽に補いましょう。
辛くなる前に予防する
痛みが出る前に、辛くなる前に腰痛を予防できたら良いですよね。それが毎日のセルフケアで可能なのです。重要なのは「どこでもできる腰を整えるストレッチ」「とにかく血流を上げること」の2つ。同じ姿勢を長時間続けるデスクワークの女性は体に負担がかかるため、一時間に一回は立ち上がって動きましょう。椅子に座ったまま、両足をしっかり床につき息を吐きながら腰を左右交互にゆっくりひねるストレッチも効果的。そして血行が滞っていて冷えているところにさらに疲れやストレスがかかると筋肉への負担も大きく。
一日の終わりには、リラックス効果やストレス解消作用が高い入浴を取り入れ体と心を温めましょう。好きな香りの入浴剤や腰痛に効果的な入浴剤などグッズを取り入れるのも◎。
まとめ
いかがでしたか? 誰もが持つ腰痛は深刻にならず毎日の予防やケアを取り入れて上手に付き合うことが緩和や改善への近道。腰痛には温めるケア・ビタミンBとEの摂取・ストレッチや運動などで腰を伸ばしたり緩めて上げることが大切。いつもと違う痛み、1~2週間以上続く痛みは、慢性腰痛症の可能性やヘルニアなどの病気が隠れている場合も……。ためらわずクリニックへ受診して原因を探ることも大切です。