ビタミンたっぷりの山芋レシピを使って寒い冬を乗り切る!
丁度秋から春にかけて採れる山芋。ビタミンが豊富なため、これからの寒い季節に必要な栄養素がとれるとあって、ぜひ積極的に摂取していきたい食物です。山芋って聞くと、すりおろしてごはんやお蕎麦にかけて食べるイメージですが、食事の主役にもなるレシピがたくさんあるので、ぜひ食卓の一品に追加してみては?
山芋ってすごい
山芋は日本に昔からあるイモ類です。ジャガイモやサツマイモなどよりも古くから日本人に食べられていた、日本のソウルフードでもあります。イモ類は基本的にでんぷん質を含み、火を通さないと消化が悪いのですが、山芋の場合は炭水化物の分解酵素でもあるアミラーゼが含まれているので、生で食べても消化吸収が良く、胃腸にも優しい食べ物です。山芋の特徴であるあのヌルヌルは、タンパク質の消化吸収を助ける物なので、お肉などの消化の悪いものと一緒に食べると、効率よく身体にタンパク質を送ることができますよ。
そして、女性にとっては嬉しいビタミン類もたっぷり含まれています。熱に強いビタミンC、糖質をエネルギーに変換してくれるビタミンB1、脂質をエネルギーに変換するビタミンB2、そしてでんぷん質を体に必要な骨や肉に変換してくれるビタミンB6が含まれている、すばらしい成分を持っています。
山芋をメインの一品に
すりおろしただけでも十分美味しい山芋ですが、食事のメインになると、栄養のバランスも良くなります。山芋に火を通すとホクホクして冬場にも身体が温まり、美味しくいただけます。また、すりおろすのは結構手間がかかりますが、包丁でサクサクと切るだけだと、手の痒みも少しは軽減できますよね。山芋に火を通すことで食べやすくなるので、ぜひ試してみてください。
お勧めのレシピは、山芋を千切り、または角切りにして、少し粘り気が出たら粉チーズなどと混ぜて、少しの油でパンケーキを作るように両面焼くだけ。
または、そのまま輪切りにして両面焼いたらお醤油などでちょっと味を付けるのもお勧めです。もちろん煮物にしても、サトイモのようなホクホクした食感で食べることができます。山芋はすりおろして食べる以外にもたくさんのレシピがあるんですよ。ちなみに、調理中などに手が痒くなってしまった場合は、レモン汁やお酢などで手を洗うとかゆみが治まりますよ。
気になる保存方法
山芋は低温保存ができ、比較的長く保存することができます。おがくずなどの中に入れておくのもお勧めですが、新聞紙などに包んで湿気の少ない暗い場所に保存しておくと、ビタミンや栄養をそのままに、鮮度を保ちながら保存することができます。しかし、一度切り落とした切り口は、鮮度がどんどん失われてしまうので早く使い切りたいとことです。その場合、すぐに使い切れない場合は、すりおろして冷凍庫に保存しておけばOKです。解凍してそのままとろろ料理として、ごはんやお蕎麦に使えますよね。
これからの時期、ビタミンたっぷりの山芋を食べて、風邪にも負けない身体を作っていきましょう。