ただの“おしゃべりおばさん”にならないうわさ話のルール5つ
うわさ話をするなんて、なんだか意地悪で非生産的! なんて敬遠されがちですが、実は感情面でいいことがたくさんあると専門家は考えているんだとか。“苦手なもの”や“嫌いなこと”が共通する人と、すぐに意気投合してしまったことはありませんか? 人は同じ価値観や行動、興味を共有することでより親密な関係が築かれるのだそうです。
また、重い病気だと診断された、夫婦仲が悪くなって離婚の危機にある、など本人からは恥ずかしくて話せないようなことをうわさ話で知ることによって、予想もしなかったところで、社会的な“支え”が得られることもあります。しかし、一歩間違えば「人の噂ばっかり話してる、おしゃべりなおばさん!」というレッテルを張られがち! そこで今回はうわさ話をする上で守りたいルールをご紹介します。
相手を選ぶ
うわさ話をする時には、話す前に相手をよく選びましょう。会う人みんなに話していては“おしゃべりおばさん”街道まっしぐらです。話の内容を他の人に漏らしたり、その話題にネガティブな反応を示すような人には話さないこと。その話を“聞きたい人”ではなく“聞く必要のある人”にオーディエンスを絞りましょう。
いい目的のためにうわさする
うわさ話は社会的な絆を深めたり、気持ちを高揚させたり、人にいい刺激を与える情報の共有のために使いましょう。「体臭がきつい」などのようなうわさ話は、本人に直接伝えるのが一番かも。伝えるのが難しいのなら、裏でこそこそ笑うようなことは絶対にNGです。人の外見や身体など変えることの難しい部分に関するうわさからは距離を置いて。
事実とフィクションを分ける
ポジティブなうわさ話は“事実”を共有するもの。自分が誰かに話す前には、必ずその噂が真実かどうかよく確認して。誰かから聞いたうわさ話も、どちらか一方側からの見方に偏っていることもあるので、全体像を見るのを忘れないで。うわさ話を鵜呑みにして人を判断するようなことは避けましょう。
事実と感情を分ける
うわさ話に対する意見を共有する時には、それをどのように伝えるのかに特に注意して。実際に起こった出来事と、あなたの解釈を分けて考えるのはとても難しいもの。他人の人生に起こった不幸な出来事を噂するとき、大抵それについてどう感じるかも同時に共有しています。思わぬ誤解を生まないためにもその出来事についての感想を述べているのか、本人についてネガティブなことを言っているのか、はっきりと区別して話しましょう。
“言わない方がいいこと”を見極める
上手にうわさ話をする一番のコツは、たとえその話が真実で面白い話であっても“言わずにいた方がいいこと”をしっかりと見極めること。誰かを傷つける可能性があるようなうわさ話はとにかく禁止! おもしろおかしく他人の失敗を話したり、知られたくないこと(年収や家計についてなど)など悪意あるうわさ話は聞いていても不快になるものです。
“正しいルール”を守れば、身近な友人達との絆を深めストレス解消にもなってくれる“うわさ話”。節度を守って楽しんで下さいね。
参考記事(海外サイト):Gossip Is Good for You (If You Do It Right)