今さら聞けない! 大人女子の結婚式マナー
学生時代の友人が結婚! あのA子がかぁ~楽しみだなぁ~! もう返事はしたし、あとは可愛いドレスを買いに行かなくちゃ♪
……なーんてこと、大人女子の皆様なら何度か経験がありますよね。
その度に頭をよぎる「これって、いいのかな?」というマナーに対する迷い。それから、数を重ねたことで出てしまう「これくらい、いいよね?」という驕り。自分が恥をかくだけならまだしも、呼んでくれた友人の顔に泥を塗ってしまうのは絶対に避けねばなりません。
今回は、大人女子が押さえておきたい結婚式のマナーや、覚えておくと好印象な身のこなしなどをご紹介致します。
招待状をいただいたら
招待状をいただく前に電話で知らせを受けて返事をしても、招待状の返事を出さなくていいわけではありません。必ず返信をしましょう。
そして、「御」を消すことや宛名の「行」を「様」に直すなどの基本は、どんなに親しい友人でも忘れてはいけません。友人への個人的なお手紙ではなく、実際にご家族の方の目にも触れるものですから、文字も文章もより丁寧に!
ゲストドレスの選び方
派手にはならず、地味にもならず、華やかで御祝いの場にふさわしい…そんなゲストドレスを選ぶ時間は女性として楽しいものだけれど、なかなかに難しいチョイスですよね。
昼間の式や披露宴では、
・白に近い色のドレス
・黒いパンストやタイツ
・肩出しやミニスカートなどの露出
・ミュールやサンダル、ブーツ
などがマナー違反とされています。その他、最近流行りのファーボレロも本来はNG。私達の年代であれば許されてしまうことですが、結婚式にはご年配の方も列席されます。誰の目から見ても素敵なスタイルでお祝いしたいですね。
筆者が大人女子の皆様にオススメしたいゲストドレスは、コクーンシルエットで膝が隠れる丈のもの。程好い大人感の演出が可能で、品があり、女性らしいラインを作ることができます。合わせるバッグや靴は、ボレロとの同系色、または洋服と反対のトーンを選ぶとまとまりやすいと言われています。センス良く華やかに仕上げましょう。
当日のマナーと立ち居振舞い
会場に着いたら、 大きい荷物をクロークへ預けましょう。小さいサブバッグの持ち込みは大丈夫ですが、そのサブバッグが紙袋ではいけません。時々見掛けますが、どんな一流ブランドのものでも紙袋はマナー違反です。
それから、受付でご祝儀を渡す際、ご祝儀袋はきちんと袱紗(ふくさ)に包んでいるでしょうか? お祝いの気持ちを汚さない、という意味でも必要なものです。紫色の袱紗は慶弔どちらでも使えるので、一枚持っておくととても便利ですよ。
披露宴の最中は、花嫁や友人達と会話を楽しんだり写真を撮ることに夢中になってしまいがちですが、必ずしたいのがご両親への挨拶。歓談中やお見送りの際に一言お祝いを述べましょう。
やむを得ず欠席する場合
どうしても都合が付かずに欠席してしまうのは、仕方がないこと。友人も悲しむでしょうから、より丁寧に欠席する旨を伝えてください。招待状をいただいているのなら、ご祝儀も送ること。
そして当日に合わせて電報を送ると、お祝いの気持ちが伝わり喜んでもらえます。プリザーブドフラワーやバルーンを使った祝電だと、より会場に華を添えることができますね。インターネットで簡単に手配できるので、ぜひ活用してみては。
ジューンブライドという言葉はあれど、実は最も婚姻件数が多いのは今から! 11月なのだそう。
これから列席する予定の大人女子の皆様、友人のためにも自身のためにもマナーを守り、素敵な結婚式にしましょう!