昔は常識だった食材の外用薬!? 覚えておけば便利な薬になる食材とは!
ケガをしたとき、今の時代は薬局で薬を購入することができます。しかし昔はどうしていたのでしょう。薬局もそんなに出回っていなかったり、薬はぜいたく品として扱われていました。そんな昔の人は身近なものを外用薬として使っていたのです。食物の持つ力は市販の外用薬と同じくらい、もしくはそれ以上とされています。
いつ何が起こるか分からないケガなどのトラブルに備え、自宅にある食材で応急処置をできたら嬉しいですよね。覚えておけばいざという時に慌てずにケアをすることができますよ。
台所にあるものが外用薬になる!
虫刺され
蚊やダニなど日常にはあらゆる虫が存在し刺されてしまうこともしばしば。まず、虫さされに気が付いたらその患部を流水や石鹸で洗い流して清潔にしましょう。
・きゅうり…
きゅうりをすりおろし、その絞り汁を患部に塗ります。消炎作用があり、切り傷・やけどにも効き目があります。
・カブ…
カブをすりおろし、その絞り汁を患部につけます。解毒作用があり、虫刺されの他にも、しもやけやあかぎれにも効き目があります。
絞り汁はそのまま塗ってもOKですが、タオルやガーゼにしみ込ませて患部に当てるのも◎。
切り傷
とんだ拍子に起こりがちな切り傷。少しの切り傷は、まぁいいかと絆創膏を貼って終わり! というパターンが多いですよね。消毒液がない時は台所にある消毒・殺菌効果があるこれらが外用薬に早変わり! 切り傷の治りを早くさせ跡を残りにくくしてくれます。
・にんにく…
にんにくをすりおろして、その絞り汁を水で3~5倍に薄め、ガーゼにしみ込ませたものを傷口に当てて固定します。小さい切り傷なら絆創膏に付いているガーゼにしみ込ませて貼るのも◎。消毒効果がありますが、激しい刺激がある場合は外して洗い流します。
・アロエ…
アロエの葉をよく揉み、皮を向いて患部に貼ります。殺菌力があり皮膚の細胞を活性化して自然治療力を高める効果があります。またやけどにも効果的。
やけど
主婦の悩みの上位に上がるやけど。揚げ物など毎日の調理でうっかりやけどをしてしまうこともありますよね。やけどは時間を置かずに手当することが大切なので薬局に足を運ぶ時間などありません。自宅ですぐに行うことはやけどをしたらすぐに流水で冷やす! 皮膚に衣類がくっついている場合は脱がずに衣類の上から冷やします。冷やし終えたら台所にある以下の食材で応急処置を!
・塩水…
海水くらいの濃度に塩水を作り、患部を浸します。痛みを鎮めて水ぶくれをできにくくする効果があります。
・ハチミツ…
症状が軽い場合は患部にハチミツを塗ります。ハチミツには皮膚の健康維持に役立つビタミン群が豊富で、水ぶくれや傷跡ができにくくなります。
日常、気を付けて生活していてもうっかりしてしまうのがケガ。症状がひどい場合はもちろん病院で手当てを受けるべきですが、そこまででもないというケガはこうして自宅で十分なケアをすることができますよ。