子どものときに教えられた“人生の教訓”トップ5~イギリス人編
大人になってあらためて、小さいときに親たちから教えられたことが身に染みることはありませんか? 「友だちとは仲良くする」、「規則正しい生活を送る」、社会生活を送るうえでとても基本的なことですが、ときどきその意味の重さを噛みしめることがあると思います。それは国が変わっても一緒。
たとえばイギリス人たちはどんな“教え”を大事にしているのでしょう? 2000人を対象とした調査から浮かび上がってきた“トップ5”をご紹介しましょう。
トップ1:習うより慣れろ
(Practice makes perfect)
練習によって完璧が生まれる、というニュアンスですが、何事も地道な練習を積みかさねることが成功の秘訣です。楽をすることを考える前に、たくさん練習することを考えましょう。
トップ2:自分が望むように、他人にも接しろ
(Treat others how you'd like to be treated )
日本語でも“自分がされて嫌なことは、他人にもするな”という表現がありますが、これも同じこと、人と人との付き合いの基本を適切に表した教えです。心に余裕がなくなると、つい私たちは他人に対してもギスギスした態度を取りがちですが、それは自分で自分の価値を下げるようなこと。知り合いだけでなく、店員さんや見知らぬ人に対しても、礼儀を守って接したいものです。
トップ3:もし最初の試みで成功しなかったのなら、成功するまで挑戦しろ
(If at first you don't succeed try, try and try again )
たった1回の挑戦でかんたんに成功してしまう方が珍しいというもの。1回でうまくいかないなら、できるまで粘り強く挑戦し続けることこそ、成功への確かな道です。自分がこれこそは、と思うことには、とことん挑戦してみましょう。努力し続けることで、見えてくる何かがきっとあるはずです。
トップ4:マナーを守るのに、お金はいらない
(Manners cost nothing)
マナーとは礼儀、礼節といった意味がありますが、要は人と人との関係を円滑にするためのいわば“お約束事”、これを守るのにお金は一銭もかからないということです。だからもっと、“マナー”を守りましょうというのがその意味。他人に礼儀正しく接することで、相手も自分もずっと気持ちよく過ごすことができます。その心地よい関係はむしろお金では図れない価値のあるもの、ギスギスした世の中ですが、だからこそ自分の周りから“マナー”を広げていきましょう。
トップ5:見かけで判断するべきではない
(You can't judge a book by its cover)
直訳すると、“本の表紙では内容を判断できない”という意味ですが、伝統あるイギリスらしい表現です。でも見かけだけで判断するな、というのは日ごろから分かりやすいものに流されがちな私たちにとって、“本質をもっと見極めよ”というメッセージを送っているのではないでしょうか。“表紙”や“見かけ”だけで、全てを分かったような気がしていませんか? その本当の内容を理解するには、じっくりと時間をかけて向き合う必要があることを忘れないようにしたいものです。
参考記事(海外サイト):'Practice makes perfect' voted most influential saying taught by parents: 80% of adults regularly refer back to words of wisdom from childhood