友情がわからない! 本当の友達って一体なに?
友情を題材にした映画や音楽は世の中にあふれています。でも、そのような世界観は架空のものであり、現実にはあまりないのでは、と思っている人も多いはず。筆者個人としては本当の友達とは、ときを経て再会しても変わらない関係でいられる人のことを指すと思います。さて、本当の友達って一体どのような人のことを言うのでしょうか?
嫌いなところも含めて好き
友情はもしかしたら恋愛感情に近いところがあるかもしれません。というのも、友達と一緒にいると楽しくて時間を忘れてしまうこともあるからです。つい会話が盛り上がり、夜明けまで語り合っていた、なんてこともあるでしょう。ただ友達だからといって、すべてが大好きとは言えません。お互いに嫌いなところ、苦手なところも、もちろん存在します。しかしそこを凌駕するほど、大好きなところ、尊敬できるところがある人とは、末永い友情を育めるのではないでしょうか。たとえお互いの結婚や出産などで、一時的に連絡を取りづらい時期があったとしても、再会したとき、変わらず接することができる友達こそ、本物だと思うのです。そこには必ず、大好き、尊敬という感情が含まれている気がします。
お互いがどのような状態に陥っても見捨てない
人生はいろいろなことが起こります。それは自分も友達も同じでしょう。必ずしも良いときばかりではないのです。そのようなときに、友達の状態が悪いからといって、簡単に縁を切ってしまえるようなら、その人は本当の友達ではなかったのだと思います。友達が苦しい状況のとき、そっと見守ることができるようなら、そこには本当の友情が存在すると言えるでしょう。逆も然りで、自分が苦しい状態のときに、友達が黙って見守ってくれていたようなら、その人のことは大事にした方がいいかもしれませんね。友達と常にべったりと付き合うということが、年齢を重ねていけばいくほど少なくなっていきます。だからこそ大人になればなるほど、本当の友情を築ける相手のことは大切にすべきです。
友達は数ではなく質
幼稚園の頃“友達100人できるかな~”という歌を歌った経験がある方は多いことでしょう。しかし、友達は多ければ多いほどいいということはないと思います。確かに友達の人数が多ければ、付き合いの幅も広がりますし、いろいろな情報や知識を得る機会にも恵まれるというメリットはあるでしょう。ですが、実際に人と付き合うのには、お金も時間もかかります。そう思うと、ひとりでも大事な友達がいればいいのではないかと思うのです。たったひとりでも、お互いを受け入れ、理解し合える最高な友達がいれば、薄い付き合いの友達が100人いるよりも、ずっと有意義な時間を過ごせます。また、なかなかお互いを理解し合える友達に巡り会えないようなら、無理をして友達を作る必要もありません。自分らしく生きていけば、多少時間はかかるかもしれませんが、必ずあなたを認め、受け入れてくれる友達ができるはずですから……。自然に惹かれあい、いつの間にか同じときを過ごしていた人こそ、本当の友達になりやすいと筆者は思います。