4世帯に1世帯は貯蓄ゼロ……今日から始める! 失敗しない“お金の貯め方”
「貯金が大好きで堅実な日本人」というイメージはもうすでに過去のもの。2010年に行われた調査では、20代では27%の世帯が無貯蓄。30代でも24%の世帯が無貯蓄という結果に……。ちなみに2011年の無貯蓄世帯の割合はなんと28.6%。4世帯に1世帯は貯金無し……。これから少子高齢化で年金もあてにできないのに、将来どうしよう……。
そこで今回は、自分の身は自分で守るべく今から真面目に貯金する方法をご紹介します。
毎月いくら貯金するのが妥当?
一般的に、理想とされる貯金の目安は「収入の1割」と言われています。収入の1割を毎月貯金すれば10か月で1か月分の収入分の貯金が可能です。自宅に住んでいるシングルの人や、共働きの人は余裕があれば2割の貯金が理想的。逆に子どもが居る家庭や、シングル1人暮らしで余裕が無い! なんていう人は、0.5~1割を目標にして。無理をしすぎて貯金疲れをしないことも大切です。
まずは目標をはっきりさせる
「なるべく節約して、余った分は貯金する!」なんてぼんやりとした目標では、いつまでたってもお財布の紐はゆるいまま。まずは「SMARTな目標設定」から始めましょう。SMARTとは「 Specific=具体的な、Measurable=数字で測ることができる、Achievable=達成できる、Realistic=現実的な、Time-bound=期限付きの」目標のこと。
例えば「今年は毎月2万円ずつ貯金する」というように、具体的な期日と数字を設定して頑張れば達成できるゴールを決めます。もしも月ごとの達成が難しいようなら、1週間2,000円など短いタームで区切ってみて。1か月ではやりくりが難しかったことでも、期間を短くすることで「今日はビールを我慢する」「外食を控える」などやる気も起きやすくなります。
どうしても使ってしまう人は天引き!
お財布にお札を入れておくとどうしてもある分だけ使ってしまう! というあなたは、給料天引きか口座自動引き落としがおすすめ。毎月決まった分を積み立てていく「定額積み立て」なら、1,000円から始められるので自分の余裕に合わせて無理なく貯金が続けられます。また、定額積み立てよりリスクは高いもののリターンも見込める「投資型」の積み立て貯蓄もあります。気になる方は銀行や証券会社でそれぞれのメリット・デメリットを教えてもらいましょう。
支出を管理
ムダをカットするのなら、まずは自分が何にお金を使っているのかを知るのが近道です。昔ながらの手書きの家計簿はもう古い! 今はスマホアプリで簡単に収支グラフを作ってくれるものや、レシートを撮影して家計簿を作ってくれるアプリがたくさん出ています。「なんで今月はこんなにお金がないんだろう……」なんてあなたは、一度しっかり家計簿をつけてみては?
ムダを探す
2013年にアメリカで行われた調査では、家計の中で最も重視されている経費は、「インターネット回線、車、ペット、スマートフォン、旅行、外食」となっているそうです。食費や家賃など必要不可欠な生活費とは違い、見直せばどんどんカットできる部分だけに、見直してみる価値は十分ありそう。「ペットのことなら何でもお金を使っちゃう!」(まさに筆者……自分には絶対使わない値段のシャンプーとか買っちゃうんですよね……)なんて人は、コストの大幅カットが見込めるかもしれませんよ!
貯蓄はできるだけ若いうちから始めるが吉! 今日からあなたも頑張ってみませんか?