パリジェンヌも素敵だけど、日本女子だって負けません。ちょっとした日本人意識で、「よい姿勢」を手に入れよう
「姿勢がいいと太りにくい」「美しい姿勢は美人度2割増」「年をとった時に背骨が曲がらないので、今から姿勢矯正しよう」などなど、「姿勢をよくしなさい」という言葉は本当によく聞きます。確かに、とっても美容効果・健康効果は高そう。見た目にも美しいですし、損することは何もなさそう。しかし、「よーし、姿勢気をつけよう!」とは思うものの、なかなか直すことは難しいですよね。疲れたり、何かに集中したりするとどんどん背中は丸まっていきます。
そこで、「よい姿勢」への意識を少しずつ高めていけるアイディアをご紹介します。よく「パリジェンヌが姿勢のお手本」なんて言われています。確かに彼女達は格好よくて美しい。
でも、日本の古き良き女子文化の中にも、姿勢改善に繋がるものが見つけられるのです。
家の中では、帯のようなものでお腹~腰を締める
着物を着ているとき、私たちは姿勢を意識しますよね。
「帯」を巻くからです。
きつい帯できゅっとお腹を締めると、腹筋にも力が入るし背筋もスッと伸びます。そこで、自宅に帰ったらこの「帯」だけ締めるという方法をおすすめします。
本物の帯でなくても良いのです。帯の代わりになるようなもの……。例えば、使わなくなったストール、布、腹巻きなど。これらをお腹周辺できつく巻いて、紐などできつく、キュッと締めましょう。食べ過ぎ防止、お腹を温める効果、姿勢改善などよいことだらけです。コストもかからないですし、すぐに試すことができます。
「正座美人」を目指せ!
結論から言いますと、「少しの時間で構わないので毎日正座をする」ことをお勧めします。それも、「なるべくかかとは近づける」ようにしましょう。
「正座」にはさまざまな効果があります。
・普通に座るときと比べて、腹筋を使う
・骨盤が正しい位置に保たれる
・いつもよりも格段に姿勢が良くなる
などなど。
昔、「正座をすると足が短くなる」などよく言われてきました。しかし、短い時間の正座ではそんなことは起こり得ません。
「足がしびれるので苦手……」という人も居るかもしれません。そんな時は足のつま先だけ立ててください。足がしびれるのは、足で体重を支えているから。それは間違った座り方なんです。本来は腹筋、背筋、太ももの筋肉を使ってやや身体を浮かせるようなイメージで座らなければなりません。なるべく足に体重をかけないように、重心を身体の前のほうへ持っていくように座ってみてください。
毎日少しずつ正座をすることで、徐々に正座に慣れ、腹筋、背筋などが鍛えられ、徐々に姿勢改善へ繋がっていきます。段々しびれなくなってくるので、不思議です。
正座が長くできるのは、冠婚葬祭、法事、彼へのご両親への挨拶などのさまざまな場面で役に立ちます。
毎日、少しで良いので気づいたときに正座をしてみてください。気持ちも、何だかしゃんとします。日常でも姿勢への意識が高まっていくのでおすすめです。筆者の知り合いの中には、「もう正座じゃないと座れない」といって、飛行機の中でも正座している人がいます。
そこまでいかずとも、いい習慣であることは間違いないので、10分、15分でもいいので毎日続けてみてくださいね。
以上2点、日本人文化からヒントを得た姿勢改善方法の提案でした。
普段の生活の中でも、ふと気づいた瞬間に、背筋をピンと正してあげるだけでもだいぶ違います。
姿勢改善に一番大切なのは「意識」。綺麗な姿勢を手に入れましょう!