自分を責めてしまったら! 自然がくれるココロにプラスな作用を知っておこう

2014.08.30

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東京に住んでいた頃は、「何でも自分次第」だと思っていました。うまくいくのは自分が頑張ったからで、うまくいかなかったのは自分のせい。「頑張れば何でも思い通りにできるし、うまくいかないのは自分の頑張りが足りないからだ」――そう、思い込んでいたのです。
これはある意味正解でもありますが、大きな間違いでもあります。

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ある程度は自分次第で変えられる

何を選び、どんな努力を、どれだけの時間と量を費やしているか。自分のヒューマンスキルやコミュニケーション力はどれだけあり、何を食べ、ファッションやメイク、スキンケアをきちんとし、定期的に運動しているか――。
これは全て自分次第で変えられることであり、たしかに「ある程度までは」自分次第で物事は変わるものです。そのため良いことも悪いことも「自分のせい」にし、時に傲慢になり、時に必要以上に落ち込むこともありますよね。
それが間違っていたと気付いたのが、地方暮らしを始めてからです。

自然の方が圧倒的に強い

地方で暮らしていると、常に自然がそばにあります。皆さんも、海を眺めながら「自分はなんてちっぽけなんだろう……」と感じた経験があるのでは? 日々自然を目にしていると、「自分次第ではどうにもならないものも多い」ことに気付くのです。
自然を眺めていると、

・何でも自分の思い通りにはならない
・頑張ってもできないことがある
・世の中は自分中心に回っていない
・仕方ないことも多い
・人間は弱い生き物だ

……と痛感させられます。
ある程度までは自分次第でどうにかなるけど、どうにかできないものも圧倒的に多いもの。
たとえば、営業に不向きな人がいくら営業マンになろうと努力しても、他の営業マンにドンドン追い越されるでしょう。そこで「自分の努力が足りないからだ」と思うのは見当違いで、正しくは選択の間違いです。
電車が遅れて遅刻した人が「あと5分早く出ていれば間に合ったかもしれない……」と悔いてもそれは妄想で、結局は仕方のないこと。恋愛においても、いくら自分が努力しても、縁のない人、相性が合わない恋人もいるのです。

日常に自然をとりいれよう

特に日本は、「自己責任」に重きを置きがちです。東京のような都市部に住んで人工物に囲まれていると、「人間は何でもできる」という考えに筆者は陥りやすかったです(もちろんメリットもあり、だからこそ人間の技術は伸びていると思います)。
常に自然を感じるためにも、日常生活に自然を取り入れましょう。観葉植物を育てる、買ってきた花を花瓶にいけるだけでも、自然を感じます。自然に関する趣味を始めたり、休日は自然を感じに海や山、温泉に行くのもオススメ。

自分を責めてしまいそうなときほど、自然に触れ、相対的に物事を見ましょう。癒し効果もあるので、一石二鳥ですよ。

2014.08.30

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/