肩こりの原因は顔の向きに? オフィス環境は大丈夫?

2014.08.27

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肩こりは姿勢や目の疲れからくる事がほとんどですが、実際その姿勢の根本的な部分というのは、顔の向きにあるかもしれません。真っ直ぐ立っているはずなのに、周りからは、顔が微妙に曲がっていたりなんてこともあります。

写真を撮られるときにバレバレ

証明写真などを撮りに行くときに、よくカメラマンの方に「少しだけ右」「ちょっと顎ひいて」など、顔の向きに注文を受けたことはないでしょうか? 微妙なズレですが、自分が思っている真っ直ぐと、周りから見た真っ直ぐは違うものです。実際にちょっと顔をずらすと、自分では真っ直ぐじゃないみたいに違和感を覚えたりすると思います。そんな感じで顔の向きは微妙にずれているのですね。


気づくと顎が上がっている

最初は姿勢を正しているのに、だんだんと自分の顎が上を向いていませんか? 姿勢が崩れてくるというのは、筋肉を使わずに楽な姿勢を取ろうとするためです。しかしそれがかえって姿勢を悪くして肩こりの原因になるのですが、特に多い楽な姿勢と思われるのが、肩が上がり、そして首がすぼみ、最後に顎を上げている状態です。パソコンなどで仕事をしていると、よくこのような姿勢になりがちです。力が抜けた時に顎を上に突き上げた姿勢をすることで、頭の重さを支えようとしているのですね。大人になっても頭の重さが感じる人も多く、実際に非常に重たいものです。首だけで支えるのも大変なため、肩を上げて首の長さをすぼめ、そして肩に力をいれてしまいます。ここで肩こりが起こってしまいます。

ちょっとした工夫をしておく

オフィスにある自分のパソコンはノートですか? デスクトップですか? どちらにせよ、快適な位置や高さがあります。パソコンの向きをちょっと斜めにしているだけで、首に負担がかかるので、自分の真正面に置くのは基本です。また、画面の位置も重要です。画面はなるべく真正面を向いた時に、少し目線が下向きになる程度が良いです。ほぼ正面を向いている状態ですね。目線が上を見上げ、下をのぞき込むような姿勢は、首にも目にも負担です。ではキーボードやマウスの位置はどうでしょうか? 基本は肘が直角に90度曲がった位置がベストです。肩から肘がストンと落ちた状態から、肘から手首が正面に伸びた状態です。キーボードだけでなく、そもそも机が座高に比べて高かったり、椅子が低すぎたりすると、肘の角度がついて、肩に力が入りやすくなります。快適に仕事をするためにも、パソコンの位置やデスクの高さも重要です。

顎があがることが首が痛くなる原因

顎を上げると、どうしても肩が上がります。もちろん、顎を上げながら肩を下げる運動もありますが、仕事中にそこまで意識はまわりません。そもそもなぜ顎を上げると、首が痛くなるのか?という部分ですが、顎を上げた時に、首の根っこの部分である頸椎が圧迫されます。この頸椎の部分がとても重要で、この部分が圧迫されるだけで、全身が緊張状態になります。筋肉がこわばりやすく、呼吸もしづらくなるのです。頸椎の部分はなるべくリラックスした状態を作ることが、体の力を入れないポイントでもあります。そのため快適なオフィス環境が大事になるので、肩こりがつらい人は、まずは自分のデスクを快適にしてみてくださいね。

2014.08.27

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。