ワンランク上の自分へ……自分を変えたい人のためのアプローチ方法

2014.07.15

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今のままの自分が好きになれない、なんとか自分を変えたい、そんなふうに漠然と思っていても、じゃあ何をどこから変えていいか自分ではなかなか気づきにくいものです。でも心機一転、新しい自分に生まれ変わりたいという人のために、心理学的アプローチ方法をご紹介しましょう。シンプルで覚えやすく、客観的に自分を見つめ直せる「S.O.A.R.」アプローチ方法といいます。


S.(Stop):一歩立ち止まって、考える

落ち着いてひとつの問題に集中して対処できる人は、ストレスや不安感に苛まれる前に、一度立ち止まって、自分の立ち位置、行動、習慣を考えます。自己嫌悪に陥ったり、体調を崩す前に、まずは深呼吸して落ち着きを取り戻しましょう。睡眠をよくとり、瞑想やヨガによって心身のバランスを取り戻すことがまず新しい自分になるための第一歩です。

O.(Observe):自分のものの考え方を観察する

なんとか自分を変えようとそのことだけに夢中になるより、自分も含め、もっと大きな視野で世界を眺めてみましょう。ある有名な格言があります。

「ものごとの見方を変えてみたときに、初めてものごとが変わる」

つまり、どんなに絶対的に見えるものでも、自分の見方次第で大いに変わるのです。今自分が抱えている問題を、大空を飛ぶ鳥のような視点で俯瞰してみましょう。自分にネガティブな影響を与えているもの、ストレス要因をどう回避しますか? また意外なところにチャンスや変われるきっかけが転がっていると思いませんか? またこんな言葉もあります。

「問題をどのようにとらえるか、ということが問題だ」

まずは自分のなかにある思い込み、常識を取り払って、新しい見方や考え方を探ってみましょう。

A.(Ask bigger Questions):より本質的な問いかけをする

物事がうまくいかないとき、多くの人はなにが原因なのか、なにが悪いのかといったことばかり考えてしまいます。でもここが落とし穴、その問い自体が間違っていることが多いのです。なぜなら世の中には正しい答えなんかあるほうが少ないのです。賢い人は答えそのものより、問いかけのプロセスを重視します。ですから、問題の本質を探るような問いかけをたくさん自分にして、もっと状況を理解しようとします。そこから、思わぬ解決策や発想の転換を得ることがありえるのです。
より本質的な問いかけをするためには、どんな問いかけをすべきなのか例を挙げてみましょう。

・どんな感情(不安、怒り、嫉妬、罪悪感、劣等感)が、いまの問題に正しく対処するのを邪魔しているのか?

・なぜこれまでに試したことは全てうまくいかなかったのか

・もし世間体や見栄を気にしないほど勇気があったら、どんなアクションを起こしていたか?

・今抱えている問題を解決するプロセスのなかで、どんなことを教訓として学べるか?

・リスクを避けようとしたり、感情的になっていることが、今の状況を悪くしているのではないか?

R.(Reframe):自分のものの見方を再構築する

世界を変えることはできませんが、自分の世界観を変えることは可能です。上記のプロセスで、今までの自分とは違う新しいものの見方、価値観、行動基準が生まれるはずです。これらを使って、もっと楽観的に考えられるようになれば、きっと新しい自分になれることでしょう。

さあ、「変わりたい」と思ったら、とにかく実行することが肝心です、失敗したってくよくよしすぎることはありません! それも“なりたい自分”にたどり着くための大事なプロセスなのですから、思いきって第1歩を踏み出してみましょう!!

2014.07.15

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。