もたれちゃってる？　夏に消化機能が低下しちゃったら

暑いからといって、アイスや冷たいものを食べても大丈夫！　と思っている女性も多いのでは？ そんな生活を続けていると、朝、「あれ？　胃がもたれてるかも」「食欲がなくなっちゃった」なんてことになってしまいます。

もたれると大変！

お腹がもたれてくると、もちろん気分も悪くなり、一日の活動力が低下してしまいますが、お腹の中でも大変なことが起こっています。胃もたれは消化吸収の機能が低下している状態です。通常、食べ物を消化する時には、自律神経の中でも交感神経が働き、胃や腸の血流を促進して消化機能を高めていきます。しかし、胃もたれにより、交感神経がうまく働かず、胃に分泌されるはずの消化液や胃酸などが減ってしまいます。こうして消化機能が低下してしまうんです。
消化できなかった食べ物は胃の中に溜まり、消化吸収が行われないと、胃の中の食べ物がどんどん腐敗していってしまいます。ずっと胃の中に食べ物があるのは、ちょっと気持ち悪いですよね。消化吸収がうまくいかない場合、そのまま脂肪として蓄えられてしまうこともあるので、胃もたれが起こらないように注意しましょう。

すでに胃もたれで消化機能が低下してたら？

胃もたれで消化機能が低下した場合は、とにかく胃を休めてあげることです。胃を刺激してしまうような食べ物はもちろん食べてはいけません。胃を刺激するものは、舌にも刺激が強い食べ物です。香辛料などのスパイス、酸味の強いお酢、冷えすぎた食べ物などです。また、お腹に良いと思って野菜などもあまり食べない方が良いです。野菜の食物繊維は、消化に時間がかかりやすく、余計に胃もたれがひどくなる事もあります。
まずは温かい飲み物や、小腹がすいたら、消化の良いお粥などで対応しましょう。飲み物でも、注意したいのが体を冷やしやすい緑茶や、胃を刺激するコーヒー、体を冷やしやすい牛乳なども温めたとしても、あまりよくないので気をつけましょう。

普段から気にかけておくこと

日本人の女性は特に胃が弱く、さらに男性よりも消化が良くありません。フルーツやヨーグルトなどの冷たいものも消化が悪く時間がかかります。もちろん油っぽい物も、消化が悪くなっているので、冷たいもの、油っぽいものの両方が合わさっているアイスは、結構胃に負担をかけることに。デート中でも冷たいアイスを食べてお腹が痛くなっちゃった、なんて失敗がないように、気をつけましょう。どうしてもアイスを食べたり、冷たい物を飲んだり食べたりするときは、必ずゆっくりと口の中でよく味わってから飲み込んでくださいね。口の中で味わっている間に、冷たさも軽減され、胃に入ったときには体温と同じくらい温まった状態で流れていくので、胃もびっくりせずにしっかり消化吸収を行ってくれるはずです。

消化機能が低下すると、夏ばてにも発展してしまうので、夏の食生活には気をつけて過ごしてくださいね。