タンパク質過剰摂取の罠! 野菜の大食い傾向な人?
健康な食生活は、たんぱく質、糖質、脂質をバランスよく食べることですが、脂質なら油やお肉、お魚に含まれる物、糖質はご飯や野菜に含まれる物、たんぱく質はお肉やお魚がメインになっています。しかし、糖質を控えるあまり、野菜やたんぱく質を過剰に摂取している人はいませんか?
たんぱく質はほどほどに
たんぱく質といってもお肉やお魚だけではありません。豆類や穀物にも含まれている栄養です。しかし、手軽にたんぱく質をとろうとすると、やっぱりお肉やお魚ですよね。動物性のたんぱく質は体を温めやすくなり、冷え性の改善にも良いので、積極的に取り入れたい食材です。なかでもお肉は極端に体を温めていきます。そうすると体の内側では温まった体を覚まそうと、野菜や甘いものを欲しがります。そのため、たっぷりとした生野菜を摂取したくなってしまいます。生野菜は実際水分を多く含み、実質量はほんの少しです。でも、たくさん食べないと体が冷めないため、たっぷり食べたいと思うでしょう。しかし野菜を食べ過ぎても、食べ過ぎの習慣の元にもなります。体を温めて冷やしての悪循環は、日本の気候からみても体には酷かも知れません。
野菜の大食いに走っちゃった人
お肉やお魚をたっぷり食べていると、野菜を摂取したくなる理由が分かったと思いますが、それでも生野菜が食べたい! と思っている人は、生野菜を食べる癖がついてしまっているのかも知れません。生野菜はほとんどカロリーもないので、いくら食べても大丈夫! なんて思っていませんか? 低カロリーのものでも、食べすぎは大食いになる元です。栄養やミネラルを摂取しすぎる事はありませんが、普段からちょうど良い量を食べられる体作りが健康体でいられる一番の方法です。野菜も大食いに走ってしまうと、なんでも大食い! な思考回路にもなってしまうので、注意してくださいね。
生野菜から酵素を取るのは難しい?
お肉を食べるとき、生野菜を摂取したほうが良いとされていますが、その理由は生野菜による便通を助ける食物繊維や、消化を助ける酵素やミネラルを摂取するためです。しかし、生野菜の実質量はほんの少し。いくら摂取しても足りないものは足りません。お肉をたくさん食べてしまっていると、酵素やミネラルは足りません。そこでお勧めなのは、日本の食文化の代表でもあるお漬物。お漬物は乳酸菌が生み出され、たんぱく質の消化に役立ちます。たっぷり生野菜を取るのも良いですが、手軽に体にも優しいお漬物なら、十分な酵素を摂取できるはずです。
たんぱく質はちょっとでも大丈夫
体の血や筋肉、皮膚を作る重要な役割を果たすたんぱく質。しかし、たんぱく質は体内でアミノ酸に変わり、体を作っていきます。実際、たんぱく質が大量になくても、体内にある栄養素でもしっかり体を作る成分を合成してくれます。いくらヘルシーなササミや胸肉などを食べていても、お肉は消化に時間がかかるため、肝臓や腎臓に負担をかけてしまいます。たんぱく質は手のひらサイズ、ちょっとだけで大丈夫ですよ。また、毎日同じものを食べずに、お魚、お肉、お豆と違うたんぱく質を摂取してみてくださいね。