もったいない!! 頑張りすぎるがゆえに幸せを実感できないジレンマにハマっていませんか?

2014.05.23

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婚活、朝活、日本の女性たちはほんとうに自分磨きには余念がないと思います。女性誌では睡眠時間が少なくても、いかに有効に時間を使って美容や勉強に励むかといったことが特集されることも……。その向上心は大いに立派だと思いますが、睡眠時間が4時間でもやっきになってフェイシャルパックや美顔マッサージに励むくらいなら一刻も早くベッドに行って寝たほうがいいよと突っ込みたくなるのは筆者だけでしょうか……。


そんなライフスタイルで幸せ?

“睡眠時間の少なさを自慢するのは日本人だけだ”という説を耳にしたことがありますが、これはあながちウソでもない気がします。その背景には“寝る時間を削ってまで、仕事/勉強/女磨きをすることは素晴らしいことだ”という価値観があるように思われます。たしかに起きている間フルに頭を働かせ、なにかに打ち込んだり、努力したりすればある種の充実感は得られるかもしれません。でもはたしてそんなライフスタイルで幸せを実感できるでしょうか??

“頑張っている自分が好き”では幸せを感じられない??

目標を持つことや努力することはとても大切なことだと思います。でも睡眠時間を3~4時間くらいに削って慢性的寝不足だったり、頑張ること自体が目的化してしまいいつまで経ってもゴールにたどり着けないというのでは、精神的に疲れてくるのは目に見えています。たとえば“頑張る”その動機も、FacebookなどSNSでリア充ぶりをアピールしたいというものだとなんだか本末転倒のような気がしてなりません……。
本来もっとシンプルに平和な日常をすごせば、幸せを実感できるはずなのに、なにか架空の“ゴール”を自分に課して、結局自分自身で苦しくなってしまっている人って案外多いのではないでしょうか。

もっとシンプルに生活を楽しもうよ!

“ごはんがおいしい”、“今日はよく寝れた”、“公園の花がきれいだった”、“きれいな夕焼けが見れた”、生活に密着したシーンで感じられるさまざまなことがじつは“ハッピー”の源だったりします。
現代人はなんでも理由や理屈をつけたがる生きもので、“時間をいかに有効に使うべきか”、“空き時間には○○をしたほうが得だ”という思考が身についてしまっているのでしょう。だからこそ、なにかに“頑張って”いないと不安になったり、自分だけ取り残されたような気持ちになるのです。

よくヨガや瞑想セッションで教えられることですが、人が生きられるのは今この瞬間であって、明日や1週間先、3か月後のことを考えてクヨクヨしても始まりません。それよりも大事なのは、今この瞬間を悔いなく精一杯生きられるかどうか。そしてその一瞬ごとに、“幸せだな”と感じられることをしていれば、それが積み重なって幸せになるのだと思います。

ですから頑張り過ぎに疲れを感じている皆さん、まずはそれをちょっとお休みしてみましょう。もっとスローでも日々豊かな気持ちで暮らせる毎日を過ごしませんか?

2014.05.23

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。