アーユルヴェーダ式! 身も心も浄化するハーブティー
ハーブティーと聞くと、ヨーロッパの地域なイメージが多いのではないでしょうか? 英国やドイツなど、カモミールティーやローズヒップ、ミントなどさまざまあります。しかし、インドのハーブティーも有名です。もともとインドで飲まれているのはチャイを思い浮かべるかもしれませんが、インドのハーブティーはアーユルヴェーダ式の、体への作用に大きな変化をもたらしてくれる飲み物です。
アーユルヴェーダ式効能の基礎として
アーユルヴェーダの基礎として、人間や動物など、生き物には3つのグナという性質に分かれています。それぞれの人の体質や人物像によって、それぞれのグナの特徴が見えてくるのです。
一つ目は、タマス。タマスはすべてが停滞しているような体質や性格を現しています。タマスの性質が強くなると、落ち込み気味から抜け出せなく、食べているものも、体に栄養を与えないようなジャンクフード、もしくは食べ物を食べないこともあります。
次にラジャスです。ラジャスは活発的な状態なのですが、逆に、感情的になりやすく、怒ったり泣いたりが激しい状態になります。心の安定も取れなくなるので、常に落ち着かない状態にいます。
最後にサットヴァです。サットヴァの性質はすべてに満ち足りている様子のことをいいます。心も体も満足していて、どんな状態、場所、人、関係なくいつでも幸せな状態です。
3つのグナでもサットヴァを強くしたい
タマス、ラジャス、サットヴァ、この中でも優位にしておきたいのが、サットヴァです。人はこの3つのどれかを持ち合わせていますが、その時の自分の状況によって、どれかが優位になってきます。ラジャスが強いかな? と思う人が多いかもしれませんね。タマスが強いかな、と思う人は、そこからサットヴァを強くすれば、いまの停滞状況から抜け出せるんだ! と思ってください。
サットヴァを優位にしてくれるハーブティー
このように、インドのアーユルヴェーダ式のハーブティーには、これらのグナを調節してくれるハーブティーがあるのです。一番お勧めなハーブティーは、ホーリーバジルティーです。トゥルシーティーともいわれ、心の安定を取ってくれたり、神経系を落ち着かせて、リラックスさせてくれるハーブティーです。さらに浄化作用も働いてくれるので、心の嫌なものから体の中に停滞している不要物や塩分なども対外へ排出してくれます。この浄化作用がはたらき、アレルギーを沈静化させたり、ストレスも取り除くなどの効果もあります。風邪を引いたり、体調が悪いときなどにも、ホーリーバジルを飲めば、発刊作用と解熱作用によって、体調を整えてくれますよ。体のバランスを整えてくれるハーブティーを常飲していると、いつでも心も体もハッピーでいられます。
自分でも育てられるかも?
ホーリーバジルは日本でも育てることができるハーブです。国産のホーリーバジルのハーブティーを販売しているお店もあったり、自宅で育てている人もいますよ。一年草なので、手軽に育てられ、また種を収穫して、来年に種まきをするなどして、楽しんでみてください。ちょうど種まきは気候が暖かくなってきた5月や6月がベストです! フレッシュなバジルでハーブティーも良いし、たくさん収穫して、自分で乾燥させても良いですよね。また、本場インド直輸入のホーリーバジルティーもあるので、ぜひ試してみてください。