朝ごはんは何を食べる? 栄養と吸収速度の関係
朝ごはんを食べない人もたくさんいるかも知れませんが、朝食を抜かして体の調子良い、と勘違いしている人が多いようです。実際は7割以上の人は、体調に関しての自覚症状が薄いといってよいでしょう。朝食は体を動かすだけでなく、脳への影響へも及ぼします。特に女性の場合は体温維持のためにも朝食はとっても大事ですよ。
女性なら朝食べなきゃ悪循環!
では、朝食は何を食べよう? ってことになりますよね。ヨーグルトやフルーツを食べる人もいるかも知れませんが、なるべく体と脳に栄養のあるものを、そして体を温めて活動的になるものを食べたいものです。子どものときの朝食を思い出してみてください。ご飯やパンを食べていたと思いますが、もどちらも糖分がブドウ糖となり、体内に吸収されていきます。それがエネルギーとなり午前中の活動力にもなります。もしこの影響がなかったら、どうなるかわかりますか? お昼や夜、もしくは間食で甘いも、糖分が欲しいがる体になるという悪循環が待っています。そんな生活を続けていると、甘いもの中毒になって、ちゃんとした食事すら食べない環境になってしまいます。
朝ごはんを食べているけどお昼まで持たない?
朝ごはんをしっかり食べている人ももちろんいますよね。夕食から考えるとおよそ12時間くらいの断食をしているわけですから、朝食を食べたら一気に体が栄養を採ろうとがんばります。そのため、ちゃんと朝ごはんを食べているのに、お昼まで持たない、なんて人もいます。お昼の前に間食をしてしまうケースもありますが、それでは栄養の取りすぎ、もしくはカロリーの取りすぎになってしまいますよね。
消化が早すぎるご飯とパン
ご飯やパンなどの炭水化物は消化吸収の時間がとても早いです。ご飯の場合は2時間後には消化され、胃に食べ物が残っていない状態に。さらにパンにいたっては、2時間以内には消化されてしまいます。消化が早いとすぐにお腹がすき、さらに糖分は血糖値を急激に上げてしまうので、余計に空腹感が。そんな場合は、ご飯は玄米に、パンは全粒粉に変えて消化を緩めてあげましょう。
お昼までの栄養をとってあげる
一日の始まりの朝、お昼までの間は活動的になりたいものです。一日で一番体や脳を動かせる時間帯でもあるので、栄養は朝食に取り入れると効率良く体内で吸収され、消費もしていきます。ご飯やパンを食べるだけでは、もちろん栄養が足りないので、お昼まで持ちません。そこで、しっかりとたんぱく質と脂質を取り入れて、お昼までのエネルギーを体に与えましょう。お米に合うお味噌汁に豆腐を入れたり納豆を食べる。パンには卵やソーセージをプラス。しっかりとたんぱく質と脂質を取り入れることで、大体5時間以上は消化に時間がかかり、お昼までにお腹がすきすぎることがありません。おにぎりだけ、パンだけ、それでは栄養が足りなくなって、お昼や夜にドカ食い! なんてことになります。
朝食べるには夜に食べ過ぎない
朝に食欲がないのは、夜食べすぎている、もしくは遅い時間にご飯を食べていませんか? 夜に炭水化物とたんぱく質をたっぷりとったら、もちろん朝まで消化に時間がかかっているから、お腹がすいていないんです。胃を休める時間を作るのも、健康のひとつですが、夜にご飯をたくさんたべて体が温まってしまうと、睡眠の妨げになります。せっかくなら体も休められる就寝時は、胃にあまり食べ物がない状態のほうが好ましいです。そうすることで、何時間かの断食のあとの朝食は、さらにおいしく感じられるようになりますよ。女性の場合は特に、体温調節がホルモンバランスを保つカギにもなるので、朝食の大事さを実感できるように、体のバランスを食事でも整えてくださいね。