使い残しゼロ! 食材を使い切るためのアイデア
ひからびたキノコに、いつ買ったかわからないチーズ……うっかり賞味期限をきらせてしまってしぶしぶゴミ箱にポイ! なんてことありませんか? 世界規模で考えると、なんと食料の3分の1が廃棄されているんだとか。食べ物を捨てるのは心苦しいし、なによりお金の無駄遣い。そこで今回はちょっとの工夫でムダなく食材を使い切るアイデアをご紹介します。
賢く買う
使い残しの一番の原因は“買い過ぎ”。できれば買い物に行く前に数日間のメニューを考え、必要なものだけを買うのがベストです。特にプランもないし、特売品狙いでいく! という場合には、賞味期限を確認して使い切れるのかをよく考えて買いましょう。買い物をするときにお腹がすいていると、それだけでムダ買いの原因に。スーパーに行くときには、お腹がすいていないときに行きましょう。
賢く保存
冷蔵庫が大きければ大きいほど、「あれ……奥には何があったっけ?」と使い残しが増えるもの。気がついたら賞味期限切れのものがたくさん出てきた! なんてことならないように、週に1度は庫内を確認しましょう。賞味期限が短い物は手前に置くなど配置にも工夫を。また、パスタや缶詰など戸棚にしまってある乾物も月に1度は確認しましょう。
野菜には痛みが早い物と、長期間保存できる物があります。キャベツやホウレンソウといった葉野菜は痛みやすいので、早めに使い切りましょう。タマネギやジャガイモといった根菜は比較的長期間保存できます。また、乾燥や熱によって保存期間は大きく変わってしまいます。基本は「野菜が育つ環境と同じにする」のが一番。新聞紙でくるんで乾燥を防いだり、ビニール袋などに入れて保存しましょう。
賢く冷凍
使い切れない食材は早めに冷凍庫に移動させて。お肉や魚は使いやすいように1回分ごとに分けて冷凍しましょう。野菜は切って冷凍しておけば、使うときに便利です。ただしジャガイモやゆで卵のように冷凍すると水分が抜けてべちゃべちゃになるものも……大根や長芋もそのままでは水分がぬけてしまうので、冷凍する場合はすりおろしておきましょう。冷凍庫は物が入っていた方が熱効率がいいので、省エネにもつながります。
「残り物一掃デー」を作る
筆者おすすめの使い切り技! 冷蔵庫の中にある残り物野菜や戸棚の残り物をとにかく使い切る1日を意識的に作ってみましょう(筆者の場合、お給料日前は毎日こんな感じですが……)。やってみて頂ければわかると思いますが、冷蔵庫の中に調味料以外何もない! というのは不思議な達成感があります。限られた食材で料理することで、料理の腕前もあがり、日々の食事への感謝ももっと深まる! そんな日がたまにはあってもいいのでは?
使い残しゼロを目標に、頑張って下さいね。