【快適な睡眠のために。vol.8】光が睡眠を邪魔しているってご存知ですか?
ちっちゃい時は真っ暗の部屋で寝るのが怖くて、小さい豆電球をつけてじゃないと眠れなかったものです。ちなみに筆者、いまだに真っ暗の中で寝れません。でも快適な睡眠を得るためには「部屋を真っ暗にする」のが最適と言います。どうやら寝るときにちょっとでも光を浴びていると、熟睡できなくなるそうなんです!
スマホをイジってると……
こんな経験ありませんか?
お風呂に入ってウトウトしてきて「さて、そろそろ寝ようかな」と思い、布団に入って電気も消してテレビも消して……。目覚まし時計をセットしがてらSNSをチェックしようと思ってスマホを見てたら、あれ? なんだか目が冴えてきて眠れない……。
ほかにも寝る前にテレビを見ていたり、PCをチェックしたりすると、すっかり眠気が飛んでしまったということもあるのではないでしょうか?
どうやら原因はスマホやテレビが発する光!
人工的に作られた光は脳に強い刺激を与え、脳のリズムが崩れてしまい眠ることでき来なくなってしまっていたのです。
睡眠にとって大切なセロトニン
眠りにつくとき、脳は「セロトニン」という神経伝達物質の影響を受けています。セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性神経伝達物質の作用を抑える役目を担っています。不安感を取り除き「今日も1日頑張ったぁ」という満足感を感じさせて、私たちを睡眠へと誘っていくのです。
セロトニンがきちんと分泌されることで快適な睡眠を得られるにも関わらず、私たちの周りにはそれを壊すものがいっぱい。
それの最たるものがスマホやテレビから発せられる「強い光」なのです。セロトニンは私たちの生活リズムの中で「そろそろ眠りにつく頃かな?」と言ったときに分泌されてきます。
しかし強い光の刺激を受けていると脳は興奮状態のままなため、体がどれだけ疲れていて睡眠を欲していてもセロトニンが分泌されずに眠りにつきにくくなるのです。
寝る1時間前から、強い光は避けましょう
快適な睡眠を得るためにも、寝る1時間くらい前からはテレビやスマホから遠ざかるようにしましょう。テレビは消して、音楽を聞く。スマホは目覚ましをセットしたら画面を伏せて、本を読む。
また私たちの体は常に蛍光灯など、強い光に晒されています。
照明を間接的なものにしたり、1段階暗くしたりして、体に「寝る時間」が近づいていることを教えてあげるようにしましょう。最近ではスマホのアプリに寝る時間になるとアラームがなり画面が自動的に暗くなるものもあるので、上手に活用していきたいですね。
本来は朝日を浴びて起き、暗くなれば眠りにつくという生活リズムを人間は送ってきました。ですが電気という便利なものが生まれたこともあって、なかなかそういった生活を送るのは難しくなってきています。
仕事をしていると尚更ですよね。日中は難しくても帰宅後寝るまでの1時間であれば、なんとか実践できるのではないでしょうか?
ぜひ今日寝るまえから強い光を浴びないように、意識してみてください。いつもより上質な睡眠を得られること間違いなしです。