英語がちゃんと喋れるようになりたい人必見! 効果大なのは“シャドーイング”練習です!!
“学校であんなにやっているのに、英語が喋れない”というコンプレックスを抱えた人は多いのではないでしょうか。でもそれを教育システムのせいにするのはもうおしまい、日本にいながらでも独学できちんと喋れるようになるトレーニング方法をご紹介します。それは筆者がオーストラリアの専門学校で通訳コースをとっていたときに教わった“シャドーイング”という方法です。
理屈や文法ではなく、英語を話す舌の筋肉を鍛えるつもりで
“シャドーイング”とは、ネイティブの話をすぐ後から口真似するようにまるで“影”のようにコピーする練習法です。ここで大事なのは理屈や文法うんぬんの前に、英語を話す口の動き、舌の筋肉の動きを鍛えること。つまり滑舌を英語モードにスイッチオンすると考えてみるとよいでしょう。
“話す”ためにはとにかく量をこなして、口や舌の動きを英語向けに慣らすことが必要です。そのためにはネイティブが話すのをそのままそっくりコピーするのが一番! 単語のつながりや区切り、イントネーションを体で感じ、覚えることができます。
ネイティブの話す音声あるいは映像、そしてその発音を確認するための原稿(テキスト)が手にはいればOK、DVDやその英語字幕を活用してもよいでしょう。
まずは1センテンス、2センテンスなど短いところで区切って、お手本と自分の聞き取れたものをよーく比べてみましょう。簡単な単語なのに聞き取れていなかった、といったことが分かってきます。
▽ 参考:通訳の英語力に学ぶシャドーイング
格好の材料は海外ドラマ、日常会話が豊富に交わされるものをチョイス
では“シャドーイング”の練習にはどんなものを使えばよいのでしょう? いわゆる“英会話テキスト”ものはスピードがゆっくりめだし、ストーリーも退屈。おすすめはプロの俳優がしっかりした滑舌で話し、しかも日常生活を再現した会話シーンが多い英語圏の海外ドラマなどです。時間も30分くらいなら半分に区切ったり、集中力を維持するうえでも向いています。逆に不適なのはニュース番組やドキュメンタリー番組、専門用語を多用するうえ、独特の話し方なのでノンネイティブの私たちが参考にするにはハードルが高すぎます。
当時学生だった私がリピしたのは「セックス・アンド・ザ・シティ」でした。なんといっても女子の本音がポンポンでるこの番組は、見ていて飽きなかったし、会話も女友だち同士が交わす日常的なもので等身大。セリフを覚えこむほど、なんども“シャドーイング”することで英語の滑舌だけでなく、会話の発想法も学ぶことができました。
“好きこそものの上手なれ”、モチベーションが続く題材を選んで続けよう!
もちろん題材は自分が興味を持って楽しめるものが一番、好きなものを題材に、1日5分10分でも続けてみましょう。短時間でも集中することで効果はあると思います。最初は5分くらい、そしてだんだん慣れてきたら時間を長くしていくのもよいでしょう。続けていくうちに口や舌が英語の動きに慣れていくのが実感できるはずです!