仕事やコミュニケーションで「繊細な性格」を武器にする方法3つ

2014.03.14

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細かな変化や動きに気付きやすかったり、周囲の感情や空気に敏感に影響されたり……“繊細な性格”に悩まされる人もいるのでは? 「繊細過ぎる自分に嫌気が差す、疲れる」「恥ずかしい」なんて思っていませんか。
もちろん繊細さにも、長所はあります。せっかく身についている“繊細という個性”なのですから、うまく使いたいですよね。今回は、繊細さを武器にする方法についてご紹介します。


「共感力」としてコミュニケーションに生かす

繊細な人は、他人の気持ちをより多く分かることができます。失恋で傷付く友人や怒り心頭な上司の気持ちを感じ過ぎて辛い、という経験をした人もいるのでは?
この“共感力”という力は、コミュニケーションにはプラスです。
まず第1関門として、“相手の話をじっくり聴くこと”を心掛けましょう。人間は自分の話を聞かない人の話を、聞こうとしません。自分が話して、初めて相手の話に聞く耳を持ちます。
話さえ聞けば、もうあなたのもの。第2関門として、人間は“自分の話に共感してくれた人”を「信頼しよう」と思う習性があります。「気持ちを分かってもらえた」と思うと嬉しくなり、徐々にあなたに心を開いていくのですね。
共感してもらうほど、「もっと話したい」と思うし、「相手の話も聞かないと」と理性も働きます。仕事なら、「分かってくれる人だから協力したい」とも思います。
このように、共感力は相手の心を開き、自分の話も聞いてもらい、信頼してもらうためにとても大切です。表情や言葉から、「分かります」と共感メッセージを伝えましょう。

「気付き力」を仕事に活かす

細かい変化や動きに気付く、“気付き力”。これは仕事で大いに役立ちます。
繊細な人の中には、衝突を恐れたり、変化を面倒くさがったりして、「気付かないふり」をしてきた人も多いのではないでしょうか? それ、とっても勿体無いです!
「人より多く気付く」ということは、人より多くチャンスがある、ということです。あなたにとって「小さい」と感じる気付きも、周囲の人にとっては「大きい」ことは多々あります。
気付いたことに視点をあて、形にしていきましょう。1歩抜き出たサービスができます。

文章を書いて癒しと自己アピールをする

繊細な人には、文章を書くことをお勧めします。この効力は、主に2つあります。
まず、自分が癒されます。人には言えない、理解してもらえない感情もあるでしょう。それが消化できず、苦しむ人も多いのでは。書いて自分で向き合うことで、気持ちは少しスッキリしますよ。冷静に感情を見ることもできるので、お勧めです。
また、あなたが感じる細かな感情や気付きは、まだ世の中に出回っていないことが多いでしょう。つまり、“他の人が気付かないこと”は新たな発見が多く、それは注目されやすいのです。何気なく書いていたブログが、注目を浴びる。もしくは共感を受けることもあるでしょう。書いて損はありません。

いかがでしょうか。短所は短所だけでは終わりません。長所や活かせる方法について、前向きに考えてみましょう。

2014.03.14

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/