他人にイライラする前に……、“変えられるのは自分だけ”ということに気づこう!
世の中いろんなストレスがあると思いますが、もっとも根深い、そしてイライラさせられるのは人間関係にまつわるものではないでしょうか。気の合わない同僚、理解のない上司、おせっかいな姑、何を考えているのかいまひとつよく分からない彼氏や夫、一度はまると無限ループのようになり、相手に対し攻撃的になったり、そんな自分に自己嫌悪を抱いたり……。なにひとついいことはありません。でもそうやって精神的にも消耗しつくす前に、気づきましょう。
「どんなに他人を嫌ったり、憎んだりしても、当の本人を変えることはできない」
ということを。
“自分の思うようにならないからイライラする”
他人の言動、あるいはクセが気になったり、嫌になったりするのは、結局それが自分の思い通りにならない、あるいは自分が信ずる“かくあるべし”という姿からかけ離れているからです。
でもそれはあくまで自分個人のスタンダードであり、他人には見えないし、通じません。あなたにはどんなに非常識な行為のように思えても、彼らにとってはそれなりの経緯があり、自然な結果にすぎないこともあるのです。そしてなにより、人は自分でなにかに気づいたりしない限り、変わることはありません。他人が人を変えられるなんて、そうそうある話ではないのです。
自分にできること、それは自分の“感じ方”を変えることだけ
結局こうした悪状況を抜け出すには、自分自身が変わるしかありません。さらにいえば、自分の“感じ方”を変えることです。なにかイヤなことや、気に障ることをされても
・この人もきっと他に気持ちのやりようがないんだな、かわいそうに。
・イライラさせられるけど、ずっと付き合いが続くわけではないし……。
・この人、大人になってもよくこんな態度とれるな、むしろ面白いかも……。
というように、一段上から相手を眺めてみる、あくまで期限付きの付き合いと割り切る、あるいはむしろ相手を興味深く人間観察してネタにしてみる、といった方法をとってみましょう。
どこか一歩引いた目線で相手のことをみて、“この人は変わらないんだろうな”と思いながら接してみれば、イライラも減るはずですよ!