タフに、そしてしなやかに……男社会で女がサバイバルする秘訣とは?
欧米圏でも女性の出世はやはり難しい??
世の中、男女平等が建て前になって久しいとはいえ、まだまだ格差ははっきりあるものです。やる気をどんどん見せてアグレッシブに仕事に取り組むのも、男なら「あいつは元気があって有能なヤツ」、女なら「生意気で出しゃばりな女」とステレオタイプ的に評価されることが現実の姿でしょう。女性の社会進出が日本よりはるかに進んでいる欧米圏でさえ、“glass ceiling(ガラスの天井):見えない障害”が女性の出世を阻んでいるとたびたび話題になっています。でも私たちはいつまでもそれに甘んじていてはいけないはず、まだまだ男優位の社会でタフに生き抜くためには現実に柔軟に立ち向かうことが求められているのです。
きちんと評価されるにはもっと自分を押し出していこう
心理学の調査では、男性は自分の手柄を躊躇なく、ときにはやや大げさにアピールすることに長けているのに比べ、女性は自分の能力や成果を控えめに評価し、自分よりも周囲の人を立てようとする傾向があることが広く認められています。
これは、「女の子はやさしく、人から愛されることこそ美徳」というような言わば“社会的プレッシャー”が成長過程で大きく働いていることも関係していることでしょう。“人から愛されること”はたしかに大事ですが、社会人として生きていくには正々堂々と自分の能力・成果をアピールし、それに見合った待遇を受けることも重要なスキルです。
目指すべきは“ヒラリー・クリントン”??
今年1月の『TIME』誌のカバーには“Can Anyone Stop Hillary?(誰かヒラリーを止められる人はいるか?)という見出しが載りました。元アメリカ大統領ビル・クリントンの妻ヒラリー、かつては夫の七光りで表舞台に立ったという批判が強くありましたが、今や彼女自身の政治手腕が評価されているのは事実。“生意気な女“という批判や攻撃を跳ね返し、これだけ登りつめるには、周囲に自分の実力や実績を認めさせ、納得させるだけのアピール力があったのでしょう。アメリカ大統領になる可能性も秘めたヒラリーは究極のサクセス例と言えるかもしれませんが、女が変わらなければ男優位の社会はやはり絶対に変えられません。だから私たちももっと声高に自分の能力や成果をアピールしていくことが大事。それがやがてもっと大きな変化を引き起こしていくことにつながるでしょう。
参考記事(海外サイト):Secret to success? Become a boaster! Working women are held back by MODESTY ...so here's how to overcome it