人間力が大きくアップ! “人を許す”能力を考えてみませんか?

2014.02.03

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生きていると、裏切られたり、不当な待遇を受けたり、嫌なことに出会うことが必ずあります。そんなとき、相手をひたすら恨んだり、攻撃するか、あるいはワンランク上の見方にたって相手を許せるようになるか、大きな違いとなってきます。
ストレス社会で鬱や精神的に追い込まれる人も多くなりましたが、心理療法の分野でも“人を許す能力”は回復のための強力なツールとして大きく注目されるようになりました。メンタル面で強くなるためにもその能力を高めてみませんか?


怒りや負の感情にとらわれず、他人を許すためのヒント

なにが許せないのか、自分を客観視して分析してみる

そもそも何が自分の心に怒りや、憤りなど負の感情を引き起こしているのか、客観的に考えてみましょう。自分一人では思考が停止してしまう場合は、仲のいい友だちやカウンセラーに話を聞いてみるのも手です。もともとそのときイライラしていた、生理など体調が良くなかったときなど、他人のちょっとした行為が怒りにつながることがあります。まずは深呼吸をして気持ちを落ち着けて、冷静さを取り戻しましょう。

“許す”とはどのレベルか、自分で考えてみる

一口に“許す”といってもそのレベルは人それぞれです。でもそれはただ忘れ去る、とか大目に見るということではありません。なによりも自分自身のために相手を“許す”ことが大事。そのレベルは、(壊れた)関係を修復する、あるいは水に流して2度と相手には関わらないようにする、などいろいろあると思います。どの“許す”レベルが自分にとってベストなのか、見極めてください。

自分の感情を傷つけた相手にはどんな事情があったのか、考えてみる

大変難しいことですが、“許せない”と感じる相手の立場にたって物事を見てみることも、実は許しへの大きな一歩になります。やたらと攻撃的だったのは寂しさやコンプレックスの表れかもしれないし、あるいは当人にはまったくその気がなくても、他人を傷つけることを言ってしまうこともあるかもしれません。怒りを収めて、“許す”ことを選ぶかどうかは、自分自身にかかっています。相手の事情を別の見方から考えてみることも、きっと役に立つことでしょう。

怒りや憎しみを抱え込むのは、結局自分が損しているだけ

最後によーく考えてみましょう、怒りや憎しみを抱えて心がどんどんトゲトゲしくなるのは果たして自分にとって得でしょうか? 答えは明らかですよね。そんな状態でいるのは、周囲にも悪影響だし、いいことはなにひとつありません。たった一度の人生、そんなことで精神的エネルギーを消耗しているなんてもったいない! 自分がいつもの精神状態を取り戻して、明るく、ハッピーに暮らすことこそ一番のリベンジでもあります。怒ったしてしまうのは仕方ない、でもそれを維持するか、相手を許すかは自分で決められます。どちらが自分にとっていいかはもはや自明なはずです。

2014.02.03

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。