なんだかあの人に避けられてるかも? そう思ったら振り返りたい「○○感」って?

2014.01.15

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特に何かがあったわけではないのに、気になる彼や職場の同僚から素っ気ない態度をされたり、知人からSNSでのコメントを無視されたり……という経験はありませんか?「たまたま忙しかっただけ」「実は照れている」などの可能性もなくはありませんが、いつもそうなら、また話しかけるごとにどんどんよそよそしくなるなら……見直したほうがいいかもしれないポイントがありました。


距離感を無視した行動していませんか?

明らかに失礼なことを言ってしまった、やってしまった自覚もないのに、なぜかよそよそしくされる理由の一つに「なれなれしい人だと思われた」可能性があります。相手が思っている以上の早さで、相手のプライベートの部分に食い込んだ質問やお願いをしてしまうと、「何この人?」と警戒をされてしまうことに。
仕事の付き合いしかない彼に必要もないのにプライベートのメールアドレスを聞く、さほど親しくもない同僚に恋人の有無や休日の過ごし方をしつこく聞く、自分が一方的にSNSでフォローしているだけの人にいきなりタメ口で話しかける……などがありがちな行動ですが、これらは親しい人からなら難なく受け入れられる行動でもあります。その「親しい」「親しくない」は相手の主観によるため、自分主体での「親しくなりたいからやってるんだし、これくらいいいじゃん」という判断基準では警戒されるモトに。

「もっと話しかける」ことではリカバリーできない

とはいえ、ちょっとなれなれしい程度では、相手も「無視するわけにはいかないし」と、一応は反応してくれることも多いもの。でも、内心は「この人はちょっと人との距離感がわからない人なんだな」と思っているかもしれません。そんな「なんだか社交辞令っぽい反応だな」と感じた時やってはいけないのが「さらにコミュニケーションをとることで相手の警戒を解こうとすること」です。「踏み込んだ質問をして怒らせちゃったみたいだけど、悪気はないから別の話題を振れば会話に乗ってくれるはずだし誤解も解けるはず!」こう思ってしまいがちですが、一度「なれなれしいな」と感じた相手に対しては一応会話はしていても、内心は相手を拒んでいるもの。そんなときにしつこくコミュニケーションを取ることで、相手からの評価が「空気の読めない人」から「大嫌い」に変わってしまいます。
やるべきことはいったん関係をリセットすること。冷たくしたり失礼な対応をすることなく、「普通」にある意味ビジネスライクに対応します。悪いイメージは残りがちですが、人は変化も見ています。礼儀正しい態度で接し続ければ、一ヶ月程度で相手の反応も和らいでくるはず。

人との距離感を無視して無理矢理仲良くなろうとすることは、相手が少しだけあけた玄関のドアにつま先をねじ込むのと同じこと。怖いですよね? ちゃんとドアを開けてもらえるように、ステップを踏んで親しくなるのが結局は近道と言えそうです。

2014.01.15

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記事を書いたのはこの人

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Written by 中野亜希

東京在住のフリーライター。 音楽・読書・写真・わんこ・お酒が好き。 ツイッター:@752019