20代、就職・転職に必要な素質は“怖いもの知らず”なことです!
初めての就職や転職で、どうしたら仕事ができるようになるのか、いろいろ考えることも多いと思います。もちろん目に見えやすい指標は学歴、職歴、スキルなど。でもそれらの指標だけで、本人の能力を完全に測れるかというとそうでもありません。高学歴やハイスキルでも、打たれ弱い、あるいは人間関係が苦手というような人は、期待されるような結果を上げられず、やがて周囲からも冷たい視線を向けられてしまう……、というシナリオはよく見られます。
そこでキャリアを考えるときに、とくに20代の若い人や転職志願者に知っておいてほしいことは、とにかく“怖いもの知らず”であれ、ということです。
スキルや業界の知識は入社後にいくらでも学んだり、吸収することができます。でも変化が激しく、競争も堪えないビジネス環境で大いに役立って重宝されるのは、トラブルや問題が起きたときにただオロオロするのではなく、果敢に問題に取り組んでいく姿勢なのです。
“怖いもの知らず”な素質とは??
1:ただ単に無知で傲慢な態度を取ることではありません。自分が知らないものは、“知りません、分かりません”と正直に口に出せるかどうか。そしてそれを解決するために、すぐに必要なアクションをとれるかどうか。
2:自分をよく見せようという虚飾心や、上司やクライアントに取り入ろうという下心がなく、物事をそのまままっすぐに見つめられる。評価を気にするのではなく、“なにが正しいか”というモラル基準で判断することができる。
3:仕事のシーンでは、常に当事者意識をもって仕事にあたる。“自分の担当じゃないから”、“他部署のミスの尻拭いはしない”というような態度はダメ。
いずれも基本的なようでいて、意外とできていない人が多いものです。初めて就職する人なら、分からないことがあって当然。そんなときは臆さず、どんどん質問していきましょう。そうした質問をきっかけに、上司や先輩と新しいコミュニケーションが広がっていきます。
質問する、分からないからもう一度聞いてみる、それを“恥ずかしい”と考えないで!
また転職を考えている人は、前の職場の意識や常識を引きずったりしていませんか? もう一度まっさらな気持ちで、新しい職場に適応するやる気を持ってみるようにするとよいでしょう。