「どうしてうまく生きられないんだろう…?」脱・自分ベクトル思考で幸せ思考に!
この間コーヒーショップへ入ったら、隣の席でアルバイトの研修をしていました。
「この前、お客様にコーヒーをこぼしちゃったでしょう? 店員はお客様を最優先にフォローするものなのに、アイちゃんは自分が落ち込むことが最優先になってるから……」
という会話が聞こえてきました。なんでもアイちゃんと呼ばれる女の子、ポテンシャルは高いもののあまり仕事はできないご様子。今回はそんなアイちゃんにヒントを得つつ、「どうしてうまく生きられないんだろう……」と悩める方に、幸せ思考になるヒントをご紹介します。
「相手からどう見られるか」と「相手がどう思うか」は全く違う
人から「優しいね」と言われることが多い人は要チェック。「嫌われたくない」「怒られたくない」という思いからとった振る舞いが“優しい”と評価されることは結構あるのです。しかし、「相手からどう見られるか」を意識して行動するのと「相手がどう思うか」を考えての行動は一見同じようにみえますが、本質的には大きな違いがみられます。
前者のベクトルは自分に向き、後者は相手の気持ちに向かっているのです。よって、前者の人がいつもびくびくしてしまうのに対し、後者の人は心から通じ合う人間関係を育んでいける傾向にあります。冒頭でコーヒーをお客様にこぼしてしまったアイちゃんも、前者の自分ベクトル思考だと言えますね。
誰からも好かれたい欲求が強い人は要注意
「誰にも嫌われたくない! 誰からも好かれたい!」と強く思う人もこの傾向が強いです。「相手がどう思うか」ではなく「相手から自分はどうみられるのか」を意識した発言をするため、嫌われたり拒絶されない会話をするのは得意。一方で自分の気持ちを抑える機会が多いために疲れてしまうことも。始めは「優しい」と評価されることも、次第に「自分の意見が持てない人」「なんでも人に合わせる人」と思われてしまうこともあります。
自分ベクトルで生きることは意外とツラい
すべてが自意識に向かっているこのタイプは、一見すると自分勝手のように感じますが本人は「どうして私ばかり……」と不満を持っています。前述のアイちゃんのように嫌われることを恐れるあまり動けなくなってしまうこともしばしば。総じて完璧主義で理想が高い傾向があるため、少しでも失敗をすると長い間引きずってしまいます。
このツラい生き方を治すには、自分ベクトル思考を相手ベクトル思考に変えること。自分に向かって働く思考を、相手が何を考えているのか想像していくことで豊かな人間関係を築き、ストレスの少ない生活を送ることも可能です。