「忙しい=心を亡くす」 忙しい時に見失っているものと対処法4つ

2014.01.05

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仕事や子育てに、「忙しさ」は付き物。今日も残業や家事が終わらずに寝不足……なんて、身も心も疲弊していませんか? 忙しいという言葉は、文字通り「心を亡くす」ということ。忙しい日々の中で、気付かぬうちに見失っているものも大きいのです。今回は忙しいことで見失っているもの3つと対処法4つを3つずつご紹介します。

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「忙しい」ことで見失っているもの3つ

まずは考え直したいのが、「忙しい」ことで見失っている以下の3つです。

1、やりがい

文字通り心を亡くしてしまい、仕事や育児が単なる「こなす作業」になってしまいます。無難にこなせるものの、一方で虚しくも感じるもの。仕事の中に、やりがいや喜びを見出せなくなります。
もちろん仕事に感情を混ぜすぎても、うまくいきにくいもの。しかし全く気持ちをこめないで仕事をしては、「一体何をしているのだろう……」と虚無感に陥りやすくなります。

2、チャンス

忙しい中でのこなす作業では、中途半端に無難で終わるだけ。細かな部分まで目が行き届かず、またアイディアや工夫を凝らすまで頭が回りません。特に仕事では、数多くのチャンスを失っていることになります。

3、信頼

サービスを受けている方(顧客や子どもなど)は、心のこもっていない様子には感付きます。多くの場合、相手は完璧な仕事だけでなく、心の通じ合いも求めています。知らないうちにすれ違いが起き、信頼関係がなくなっていたなんてこともあります。
また例えば子育てでは、忙しさのあまり、子どもの些細な行動にイライラすることも。忙しいのは自分の問題なのに、必要以上に子どもをガミガミ叱るなど、八つ当たりしてしまうケースも多いです。こうなると子どもとの信頼関係も失ってしまいますよね。

忙しいと思ったら見直したいこと4つ

それでもやるべきことは山ほどあるもの。どうすれば心を失わずにすむのか、忙しい時に考えたいポイントをご紹介します。

1、5分をなめない

5分をなめていたら、永遠に忙しいと言いつづけることになります。5分あればメールチェックも、洗濯物を干すことも、子どもに本を1冊読むこともできます。5分「も」あるです。

2、優先順位をつける

どれも同じ時間と労力をかけるわけにはいきません。優先順位は必須です。まずは「緊急度、重要度、生産性、得意、将来に関わるもの」でみて、優先順位を考えましょう。

3、雑務は凝縮して短時間でやる

メールチェック、郵送、事務書類の記入……雑務は、やる時間帯と時間を固定しましょう。お昼ご飯の後や夕方など、疲れている時間帯がお勧めです。ここを固定すれば、雑務に無駄な時間をとられません。

4、切り捨てる勇気を持つ

全てをやりこなすには、物理的に無理な場合もあります。「切り捨てる勇気」を持つことも大切です。
重要度の低いものは、優先的に切り捨てましょう。自分の不得意分野も、人に任せる方が良いでしょう。苦手なものはいくらやっても普通止まり。得意にはなれません。そこに力を入れるなら、「長所ややりたいこと」に時間と労力をかけましょう。
要は「スケジューリング次第」ということ。計画を決めれば、あとは1つずつやっていくのみです。忙しさで心を見失わないようにしたいものですね。

2014.01.05

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/