年齢を重ねるほど生きやすくなる考え方のヒント5つ
年齢を重ねるって、オバサン、老化、モテない……と悪いイメージですよね。しかし筆者は29歳ですが、体の老化を除いては、年をとるほど生きやすくなるように感じています。今回は年齢を重ねるほど生きやすくなる、考え方のヒントをご紹介します。
自分の好き嫌い、得手不得手、欲望が分かる
自分のことは、何もしなければ分かりません。人と接する、仕事をする、趣味をはじめる……など、外部と触れ合うことで徐々に分かるものです。年齢を重ねるほど経験が増え、より自分が分かるようになります。
自分探しはわざわざ旅に出なくても、日常生活で真摯に人や物と向き合うことで、自ずと見えてくるもの。なにをすべきか、誰といるべきかがシンプルに分かるようになります。
自分の道を歩める
学生時代は「皆同じ」ことが一種のステータスでした。ところがみんなと同じでホッとするものの、「自分にはしっくりこない」なんて思った経験もあるでしょう。
就職して社会経験を積むと、それぞれが「自分の道」を歩むようになります。日夜好きな仕事に打ち込む人、子どもを2~3人育てながらママに専念する人、会社を辞めて自分のお店を開く人……とその道は十人十色。違って当たり前という環境は、非常に生きやすいです。
苦手のハードルが下がる
誰にでも苦手なことはあるでしょう。例えば筆者は、人見知りです。初対面の人と合えばドキドキしますし、満足に話せませんでした。
ただ多くの人と接することで、「自分が緊張すると、相手はもっと緊張する」「そこまで恐れる必要はない」と分かるようになりました。次第に「相手も緊張しないように気をつけよう」と思ったり、「面白く、興味深い人は多い」と楽しみが加わりました。相変わらず緊張はしますが、苦手なものも、経験を積むことでハードルが低くなります。
人や自分を許せるようになる
若い頃は人を「良い・悪い」で判断していました。年齢を重ねる連れ、「悪い人」がいるのではなく、「悪い一面がある」ということに気付くようになりました。
誰しも人間は弱く、情けなく、ずるく、臆病な面を持っています。恋愛や人間関係を経ることで人は弱いことを知り、人を許せる範囲が広がりました。同時に、自分を許せるようにもなり、気が楽にもなります。
全てを許すことが正しいかはまだ分かりませんが、許せる幅が広くなるほど、生きやすくなります。
悩みが解決する
筆者は20代前半、仕事についてかなり悩みました。当時は負の無限ループにいて、まさに「身動きがとれない」状態。しかし今から考えると、1秒でどうすべきかという答えはわかります。このように、どんな問題や悩みもやがては解決し、答えが見つかるようになります。
気をつけたいのは、「自分と向き合う」「思考を停止させない」「決め付けない」こと。周囲とのみ向き合えば、焦りは増すばかり。何事も不変なものはない世の中で、思考をストップさせるのも危険。頑固な老人になりかねません。分かることが増える一方で、柔軟な視点を持つことも大切です。