思いきって起業してみる? ビジネスをスタートさせるときに覚えておきたいこと
“起業”というとなにやらとてつもない挑戦のように感じるかもしれませんが、これだけネットも発達した時代、SNSが有力なマーケティングツールになるなど、個人でも小さなビジネスをスタートさせるハードルはどんどん下がっています。趣味や特技を活かしてビジネスをスタートさせる人も珍しくありません。料理好き、アンティーク雑貨好き、といった自分の趣味ワールドがビジネスのヒントになることも……。
在宅でもできるので女性としてのハンディも少ないと言えるでしょう。アイデアさえあれば、ぜひ挑戦してみたい起業、ではそのためにまず覚えておくべき大事なポイントはなにか、まとめてみました。
ポイント1:ターゲット顧客層はなにを求めている?“ニーズ”を的確に判断しよう
お客さんが求めている“ニーズ”を的確にとらえられるかどうか、ビジネスの成否はまずそこにかかっています。どんな客層がなにを欲しがっているのか、まずは十分なリサーチが必要です。独りよがりで判断せず、多くの人の声や業界のトレンドに耳を傾けて。
ポイント2:自分がビジネスとして提供できるサービス/商品/強みは何か?
お客の求める“ニーズ”を絞ったら次に、自分がなにをビジネスとして提供できるか考えてみて下さい。同業他社と同じサービスを提供しても意味がありません。自分だからこそできるオリジナルの強みはなんでしょう?価格、品質、独自性などいろいろあると思います。これが自分の“売り”というセールスポイントをはっきり明確にすることが成功への第1歩です。
ポイント3:初期投資にどれくらいお金がいる? 無理なく捻出できる??
起業を決意したら、次はお金のこともシビアに考えましょう。まず始めるのにどれだけ必要でしょう、手元の資金だけで賄えるでしょうか? いったんビジネスを始めたら、お金がダイナミックに動くようになります。いつどんなときもっとも入用になるのか、銀行などからの借り入れもどれくらい必要になるのか、その返済目途は現実的なものか、厳しい目で判断しましょう。ビジネスによっては、手元資金だけで小さくはじめて、徐々に規模を大きくしていくやり方もあります。いずれにせよ、お金のことだけは楽観視せず冷静に考えるべきです。
ポイント4:ビジネスの基本はなんといっても“人”、人的ネットワークを作れる?
ひとりで起業したとしても、継続していくためにはさまざまな協力者が欠かせません。お客、取引先、いずれにせよビジネスの基本はやはり“人”なのです。人を雇う、あるいは業務の一部をアウトソーシングするという場合はなおさら、信頼し、自分の思った通りに動いてくれる“チーム”を構築できるかどうかにかかってきます。そのためには、働いてくれる人たちにインセンティブを与え、気持ちよく、やる気をもって仕事をしてもらえるよう骨を折る必要があります。ビジネスのアイデアを形にし、それを動かしていくための“人的ネットワーク”を作り、大事にできるかどうか、これも起業を成功させる大きなポイントのひとつです。