取引先をゴキゲンにしよう! 満足度100%を目指す「接待忘年会」のポイント
とくに気合いを入れて臨みたい取引先との忘年会。来年の継続受注にもつながります。事前リサーチと当日のおもてなしがポイントです。
(1)宴会前:現場社員、秘書、SNSから食の好みを事前リサーチ
現場社員から情報入手
事前に飲みに行くのが難しい場合は、「現場の方から取引先の部長が、日本酒好きだという情報をキャッチ。日本酒バーにお連れしたら、かなりゴキゲンになってくれました」(27歳/通信)など、現場社員から情報を得るのもひとつの手。
秘書から情報入手
先方の役員・社長クラスの方を接待する場合は、相手のお酒・料理の好みを秘書に聞きましょう。お店をピックアップした後は、再び秘書に相談して決定すると、完璧なお店選びにつながります。先方が来店したことのあるお店を教えてもらうのもアリ。
SNSを駆使して好みを知ろう
最終手段としては、先方のSNSでチェックした、先方行きつけのお店を選ぶという方法もあります。意外なセレクトに喜んでくれるはず。
★豆知識
大事な接待こそ早めの予約が大切です。店側も「特別な会なんだ」と認識してくれます。予約時にどんな接待か、どんなメンバーが来るか、そのほか要望についても、詳しく伝えておきたいところ。コースのメイン料理に関しても、重要な話をするタイミングに合わせてもらうなど、事前の細やかな打ち合わせが、接待忘年会を成功に導くカギに。
(2)宴会中:「執事」のように細やかな気配りを
取引先との忘年会では、細やかな気配りができる「執事」のような存在を目指しましょう。
担当者が女性なら…
担当者が女性であれば、女性が喜ぶお店をチョイスしたいもの。先方がワイン好きであれば、迷わずワインの美味しいお店をセレクトして。乾杯はもちろんスパークリングワインで決まり。繊細な泡が立ち上るグラスを見て、幸せなきもちになる女性は少なくありません。「ステキなお店ですね」と喜んでくれて、忘年会も序盤から盛り上がります。
褒めテク~部下を褒める
「●●さんにはいつもすばやく対応していただいて、本当に助かっています。仕事のできる部下の方をお持ちなんですね」など、相手の部下を褒めるのも好感度アップ。間接的に先方を褒めていることになり喜ばれます。
(3)締め:自然な流れでクロージングを
会を終わらせるときには「流れ」を作ることが大切。時計やスマホをチラ見するのは無礼なので気をつけて。テーブルの上をすべて下げてもらったあと、先方に「甘いものはお好きですか?」と話を振って、食後のデザートをオーダーすると自然です。または、店員に「お料理はいかがでしたでしょうか?」と話に来てもらうようにすると、自然な流れで閉会することができます。
「楽しかった」「来年もよろしくね!」と言ってもらえる接待忘年会を目指してくださいね。