「明るい」と「うるさい」は似て非なり!
明るい人って、その場にいるだけで雰囲気が良くなって気分的にも違いますよね。そういう人はどんな場面にでも1人は必ずいてほしい。そう思うのは誰しもで、そうありたく思うのも誰しもなのかもしれない。
けれどどういうわけか、「私の取り柄は明るいこと!」と己を明るいものだと勘違いして単にうるさいだけという人も少なくはない。この「明るさ」と「うるささ」ってけっこう紙一重で一歩間違えれば危険大!
……というわけで、勘違いの明るさを誇る「うるさい女」にならないよう、以下の注意点に気をつけてみましょう。
一方的で周りの話を聞いていない
「私は明るい!」ということにプライドを掲げている人のなかには、「おしゃべり」であれば明るいと思い込んでいる人が多数います。おしゃべりで場の雰囲気を明るくするのは事実ですが、何をしていてもいかなる場所でもずっと喋っていることに徹する勘違いさんには正直“騒音”以外考えられません。
この手の人は基本的に、自分だけがマシンガンで話しているものですが、たまに相手の話を聞いたかと思いきや、全部を聞かずに勝手な判断で自分の意見を述べてしまったり、的確でない返答をしてしまったり、妙なあいづちや空返事をしてその場を乗り切ろうとしてしまいがち。
これって非常に不愉快なもの。自分ではスムーズに事が進んでいると思っても、相手にとっては疑問や苛立ちしか残りません。我慢して合わせてくれているけれど、実は心の中では「自分の話にしか興味がない」ということがバレバレ。「おしゃべり」は相手がいて、互いが話し合って成立するもの。あなただけが喋って楽しい気分になったからと自己満足で終わらないよう気をつけましょう。
空気を読まずに思いのまま
その場に合わせた対応ができないのであれば、あなたはただの「うるさい人」であることは間違いありません。例えば職場で、周囲に仕事をしている人がいるにも関わらずバカ話の単独トークライブをしているような人は極まりない迷惑!
極端に言えば、お葬式で笑っているような人を「明るい人」だとは思えませんよね? 状況に応じた喋り方、状況に応じた態度ができないのであれば「うるさい人」としか言われないので要注意。
どちらかというと「聞き上手」
特に男性にとって、明るい女性というのは「喋り上手」より「聞き上手」を指す場合があるもので、おとなしいけれど話もできる人を好むもの。互いの心情を理解したうえで場を共有できることが明るさへの近道で、明るくすることに徹するがゆえに無理に場を盛りあげようとハイテンションにばかりしてしまうのは問題ということ。
「今私がするべきこと」が、「喋ること」なのか「話を聞くこと」なのかの判断をすることくらい容易のようでなかなかできない人も多いという事実。あなたはどちらに当てはまりますか?
総合して言えることは、「自己中心的にならないこと」。オンオフの切り替えを自分できちんとできることが大事。今現在自分がどうありたいかのみを表現する人間にならぬよう、場の状況や相手の心情を考慮できるかしこさを秘めた「明るい人間」になりたいものです。
「もしかして、私ってうるさい人かも?」と気づけたのならばセーフです! これから改善するチャンスは最大。何事においても「間隔」や「余裕」を持つことを心掛けることから始めれば、印象は次第に良くなっていきますよ。