ネガティブな時に覚えておきたい言葉「事実はフラット―プラスマイナスを加えるのは自分」

2013.10.18

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悲しんだり、追い込まれたり、絶望したり…世の中は決して幸せだったり平穏なことだけでなく、ネガティブなことも多いですよね。そんな時に思い出してほしいのが、「事実はフラット」ということ。この言葉を、立ち上がるための1つの手すりとして覚えておいてほしいのです。


事実はフラット―プラスマイナスを加えるのは自分

例えばあなたが山口県に引っ越すことが決まったとしましょう。買い物好きな20代前半の若者なら、絶望することでしょう。筆者は山口県在住ですが、買い物するなら広島か福岡に出る必要があります。いつでもオシャレ最前線! というわけにはいきません。
一方子育て中で地方での子育てを望み、さらに実家が山口の女性なら、喜ぶでしょう。海も山もあり子育てしやすく、実家も近く旧友に会いやすい。最高だと思うでしょう。
このように、起こる事実自体はいつでも「フラット」。自分の気持ちや環境により、物事をプラスマイナスにしているのですね。これは何に対してもそうです。

ピンチにもチャンスにもできる

事実が起こった瞬間に、プラスやマイナスに感じるのは仕方がありません。感情は瞬間的で、素直なもの。感情は受け止めないと爆発するので、ありのままを受け止めてあげましょう。ただあまりにもネガティブな感情だけだと、精神的に辛いですよね。その時に「事実はフラット」であることを思い出しましょう。
そこから「ピンチにするか、チャンスにするか」は人によって違います。例えば「5分間を『5分しか』と考えるか、『5分も』と考えるか」は人によって違いますよね。感情を受け止めた後の行動は、自分で変えられるのです。

筆者自身も父の死、浪人、失恋など、悲しみや挫折をいくつか味わってきました。それでも決して「マイナスのみ」なんてことはありませんでした。あとから思えば何かしら得たこと、変わったことがありました。どんな時も得るものや、チャンスに転換できることってあるのですね。
チャンスに変えるためには、悲しみにどっぷり浸っている間は無理です。少し落ち着いてきたときに、事実をフラットにし、視点や立場を変えてみてみましょう。前向きな考えが浮かんだり、今できること見えてきますよ。

2013.10.18

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/