FBのエグゼクティブ女性が送る、サクセスウーマンへのヒント
みなさんはシェリル・サンドバーグという女性をご存知でしょうか? 名前を聞いたことはなくても、もはや世界的大企業である「Facebook」のCOO(最高執行責任者)だと言えば、トップクラスのビジネスウーマンであることが想像できるでしょう。
大変な激務でありながら、仕事と家庭の両立をこなしている彼女は、若い女性たちにも“家庭と仕事は2択ではない、どちらも頑張って手に入れられる”とエールを送っています。そんな彼女が語るサクセスウーマンへのヒントをまとめてみました。
ビジネスで成功するためにも“パートナー”のサポートは不可欠!
こんな統計があります。「トップ企業500社のうち女性CEOがいるのは28社。その女性CEO28人のうち既婚者は26人」。なにが言いたいか、もうお分かりですね。仕事を男性以上に精力的にこなしながら、家庭生活も守れることは可能なのです。そして彼女たちの大部分が“夫のサポートなしに、自分の成功は無かった”と語っています。プライベートで自分を精神的に支えてくれるだけでなく、育児や家事も全面的に協力してくれるパートナーがいれば、仕事への集中度も高まり、良い相乗効果が得られるという証です。
いろんなタイプの男性と付き合ってもOK、ただし結婚相手選びには譲れない“基準”があります
独身の時はチャンスがあれば、いろんな男性と付き合ってみるのもいいでしょう。人を見る目も養えます。でも恋人として魅力的であることと、生涯を共にし苦難を分かち合える“パートナー”としての素質は必ずしも一致しません。そこをきちんと分けて考えられる冷静さをもちましょう。
結婚相手を選ぶ基準は……?
結婚相手を選ぶとき、譲れない基準がきっとあるはず。あなたにとってそれはなんでしょう? 年収や勤務先、ルックスだけでは今後の生活を助け合って生きていけるパートナーになれるかどうか図ることはできません。“優しさ”と“サポート力”ということをぜひもっと重視してみて。
彼の優しさは見せかけや上辺なものでなく、本当にどんなときもあなたを守ってくれる優しさでしょうか? そして“サポート力”とは経済力だけではなく、“育児や家事にどれだけ積極的に関わってくれるか”、“妻のほうが収入が多くなった場合、それを素直に喜び、応援してくれるか”、“妻が仕事を続けるためにどんな助けをしてくれるか”ということが大きなポイントとなってきます。
結婚前と後では急に考えを変えてしまう男性もいますが、彼はそんなことはないでしょうか?
男は育児参加することで、女は働き続けることで夫婦として大きなメリットがある
共働きカップルでも、いざ子どもができると妻に大きな負担がかかっているのが事実。出産育児を機に、仕事を断念せざるを得なくなる女性もいまだ多くいます。でも、夫がもっと育児に参加するようになれば、大人の理屈の通らない子どもに毎日接することで、共感力や辛抱強さが身につきます。これらの特質は夫婦関係にとっても大事なこと。妻の大変さを理解することにもつながり、労わろうとする気持ちも芽生えるでしょう。
一方妻にとっても、仕事を続けて収入をキープすることで、夫に経済的に引け目を感じることがなくなります。また離婚や夫に先立たれるなど万一の場合でも、一定の経済力をもっておくことは大いに身を守ることにつながります。
なにより、夫婦で積極的に家事分担をしているカップルは、そうでないカップルに比べ、セックス頻度も高く、ラブラブ度も高いとか。夫婦円満のためには、やはりお互いが不満をためないよう、家事でも育児でも積極的に助け合うのが最大のカギ。そしてそれは共働きカップルとしても必要不可欠だといえます。
シェリル・サンドバーグさんは自らの生き方や考えを語った著書『LEAN IN』が全米でもベストセラーに。日本語版『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』も出版されているので、興味のある方はぜひ読んでみて下さいね。