同じ悩みを抱え続けているなら「できない理由」より「できる方法」を考えよう

2013.10.07

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「○○したいけれど、~だからできない」という悩みはありませんか? 例えば「転職したいけど、うまくいくかわからない」という悩みの場合、「仕事が忙しくて転職活動をする時間がない」・「もう少し今の仕事を頑張るべきかも」・「やりたいことより今の安定を選ぶべきかな」・「周囲も反対する」と、「~だからできない」の部分が延々と膨らむもの。
これは人間が本来「変化を嫌う」生き物であり、「自己防衛」のためマイナス面ばかり注目するという特徴を持つから。しかしこのままでは5年10年と同じ悩みを持ち続けるか、厭世的に生きる未来しか待っていません。それよりも「できる方法」を考えませんか?


「できない理由」を並べた行く末は?

筆者自身も「できない理由」を並べるタイプでした。実は上の例は、筆者の経験談。できない理由を並べて自分の心をおさめていたわけですが、その日々は楽しいものではありませんでした。仕事もどこか他人事で、自発性が薄まり自己が消えていく。あと何十年もこの仕事をやるのかと思うと未来に絶望し、これで私の人生は終わりかなんて諦める。
今思うと、なぜそこまで自分で自分の道を狭めていたのか分かりません。「できない理由を考えるのが人間」と書きましたが、何の変化もありませんから、実際にこの道の方が楽です。しかし心は苦しく、自発性や楽しく感じることが減ったり、変に厭世的になるだけでしょう。

「できる方法」を穴がないくらい考えよう

本当にやりたいことなら、「できない理由」を考える時間を、全て「できる方法」を考える時間にあててみてください。例えばライターが希望だった筆者なら、「数多くの記事を読む、文章の書き方の本を読む、文章を書く、求人を探す、実際にライターで働く方を見つけて話を聞く」などの方法があります。
「もうこれ以上穴はない!」と思えるくらい、細かく細かく出来る方法を考え、行動に移しましょう。今まで考え込んだ時間をあてれば、かなりの時間が使えますよね。

とことん前向き主義でいく

もちろん「自分は不利だ」と思う点も出てきます。例えば筆者なら「経験無し、コネ無し、地方在住」と、環境的には不利です。しかしどんなに不利でも、やりたいならやるしかありませんよね。「営業する」「情報収集を怠らない」など不利は自分で埋めるしかありません。また地方ならではのネタも記事化するなど、マイナスをプラスに見れば生かせる部分も出てきます。
もちろんこれで全てうまくいくわけではありませんが、1つ1つ穴をなくしてできる方法をみつけて行動に移すと、以前よりは確実に希望の道へ近付きます。

人間関係も同じこと

これは転職だけでなく、婚活や夫婦関係など、「対人間」に対しても同じことがいえます。例えば価値観が違い、喧嘩の耐えない夫婦。「合わな過ぎる、もうダメかもしれない」と思うのは簡単です。
それよりも「2人の希望をすり合わせる」「うまくやっていく」方法を具体的に考えましょう。実際にこうするしか道もありませんもんね。

「できる方法」を考えていると、気分もワクワクしてくるもの。まずは思考の転換からしてみてはいかがでしょうか。

2013.10.07

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/