もうあがったりしない!! 人前で上手にスピーチするためのテクニック
仕事のプレゼンや友人の結婚式など、大事なシーンで人前でスピーチすることになると、もう何日も前から緊張して、なにも手につかない…、なんてことありませんか。親しい人たちだけでしゃべるのと違い、人前でのスピーチはとても緊張するものです。
でも、そんなシーンでも、ときにユーモアを交えながら聴衆を惹きつけてやまないスピーチをするにはどうしたらよいのでしょう? キャリアコーチのミカ・ブレゼンスキーさんのヒントをぜひ参考にしてみてください!
プロのキャリアコーチが語る、“人前でのスピーチを堂々とこなすテクニック
スピーチは事前準備がカギ!要点と“メッセージ”を頭に入れておく
スピーチも事前に“聴衆になにを伝えたいのか”というメッセージがはっきりとしていて、その骨格がかたまっていればそれほど難しいものではありません。まず、スピーチで何を話したいのか、きちんと考えをまとめておくことが大切です。
*スピーチに入れたい要素
・いくつかの要点、ポイント
・要点やポイントに説得力をもたせるための個人的な体験エピソード
・聴衆にむけてのアドバイス(1~3つほど)
・まとめ
以上の要素を自分なりに考え、練り上げ、それを所要時間に収まるようまとめていきましょう。
一語一句、原稿をきっちり作り上げる必要はありません。それよりも“伝えたい”という気持ちを大事にしてみて。
友だちや家族をまえにスピーチの練習をする、これをビデオ撮影して確認
話したい内容がまとまったら、家族や友だちを聴衆にしてスピーチの練習を行ってみましょう。途中でつまったり、間違えてしまっても気にしないで! どこが自分の苦手な部分か、気づくきっかけにもなります。
さらに、これをスマホなどでビデオに撮ってみることをおすすめします。ビデオで客観的に見てみると、自分でも気づかない部分がたくさん目につきます。
・姿勢
・声の出し方、トーン、抑揚
・姿勢やジェスチャー
・不自然なしぐさ(視線が泳ぐ、髪を触る、手振りがやけに多い、などなど)
自分の姿をビデオで見るのはとても恥ずかしく感じるかもしれませんが、それが他人の目に映っている紛れもない姿、声なのです。直視して、改善すべき点を見極めましょう!
スピーチの直前に、大きく深呼吸、声をしっかり出す準備をする
いよいよ、スピーチ直前。緊張も高まるときですが、できるならトイレなど一人になれるところに行って、体の調子を本番に向けて整えましょう。まず数回目を閉じて、大きく深呼吸、そしてはっきりと通る声を出す練習をしてみて。ゆっくりでも、やや低めのトーンで話すと、自信や余裕が感じられます。
“パーフェクト”である必要はナシ、本番でも緊張するなら素直に認めてしまう
さあ、スピーチの番がまわってきて、スポットライトを浴びる位置に立ちました! それでも、緊張して手が震えてしまう…、というときはどうしましょう? そんなときは、素直に“告白”するのが一番! 「こんにちは、今日はこの場でお話しすることができて、とても光栄です。でもごめんなさい、緊張していて手が震えてしまっています」と認めてしまいましょう。緊張を無理に隠したままスタートするより、その事実を認めてしまったほうが、聴衆との心の距離もぐっと縮まりますよ!