初心者でも『美術館』を楽しむ! 5つの方法
すっかり気候も秋らしく、過ごしやすくなってきましたね。秋といえば「芸術の秋」。アート作品を見て、自分の感性や女子力を磨くのには最適な時期です。
とはいえ、アートって理解するのにはなかなか難しいもの。「行って見たもののよく分からない…」なんてことも少なくありません。せっかく時間を割いて行くのですから、しっかり楽しみたいですよね。今回は初心者でも美術館を楽しむ方法をご紹介します。
HPをじっくり見てから出かける
名前を知っているだけで分かった気になり、展示会の内容をよく見ずに美術館に行く人も少なくないですよね。それではもったいないです! 行ってから良作品に出会い、「もっと調べておけばよかった」と後悔することも少なくありません。
感性で作品を見ることも大切ですが、本当に楽しみたいなら、やはり知識はあった方が何倍も楽しめます。最低限、HPはじっくり見てからいきましょう。
一つのドラマとして捉える
展示会を身近に感じるためにも、芸術家の人生や時代を一つのドラマとして捉えてみましょう。
例えば今秋の国立西洋美術館では、「システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡」が展示されます。ルネサンス期の天才とも言われるミケランジェロですが、6歳で母を亡くし、父からは芸術家になることを反対され、暴力をふるわれていたともいわれています。
どんな天才でも人間で、ドラマのように波乱万丈な人生をおくった人も少なくありません。「遠い天才」より「身近な人間」と捉えてみると、面白さも増します。
好きな作品を5つ選ぶ
せっかく作品を見るなら、「自分の好きなものベスト5」を考えながら回りましょう。自分の感性本意で作品を見ると、より作品を身近に感じることが出来ます。好きなものに出会ったら、「どうしてこれが好きなのか、デザインか、色か、角度か、形か…」と、じっくり考えてみること。それをSNSやブログなどで発信するのも良いでしょう。
一点に着目する
「デザイン、形、色遣い、視点の角度、線の太さ、作品のストーリー性」など、一点に注目して作品を見てみましょう。芸術作品には、必ずどれかしら特徴があります。一点に着目して作品を見続けることで、作品につながりを感じることができ、描いた人の性格が垣間見えてきます。
ミュージアムショップを楽しむ
大きな展示会だと、ミュージアムショップが必ず併設されています。買い物好きな女子にとって、これが1番楽しいともいえますよね。ミュージアムショップはじっくり楽しみましょう。
特に「メモ用紙」「マグカップ」「しおり」などは普段遣いできますし、興味深い展示会なら「関連書籍」を買うのもよし。「美術品の置物」も、部屋に置くだけでアートな雰囲気に変わるのでお勧めですよ。お気に入りの「作品の葉書」で、恋人や友人に手紙を書くのも、後日まで楽しめます。
また、併設されたカフェで展示会に関連するランチが食べられることもあります。例えば去年のツタンカーメン展では、エジプト名物のコシャリを食べることができました。展示だけでなく、+αの楽しみも見つけてみましょう。