実は大人! オフィスで「バカになる」ことが大切なシーン 4つ

2013.09.17

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「バカ=とてもマイナスなイメージ」ですよね。しかし筆者が入社した会社では、「バカになれるやつが1番仕事ができる」と上司がよく言っていました。そう、「バカ」と「バカになる」は違います。
とはいっても、バカになるなと教えられて育った私たちは、自らバカになるなんて「かっこ悪い、恥ずかしい、絶対嫌!」と敬遠する女子も多いでしょう。しかし本当に自分のため、周囲のためを考えれば、「バカになる」ことがプラスになるシーンは少なくありません。今回はオフィスに焦点をあてて、詳しくご紹介します。


嫌味にはバカになって返す

仕事をしていると、間接的ないし直接的に嫌味を言ってくる人も少なくありません。嫉妬や八つ当たり、馬が合わないなど…それに対して真っ向から怒っていては、相手の思う壺。とは言え反論しなければ、嫌味はエスカレートするばかりです。
嫌味を言われても、バカになることをお勧めします。あえて嫌味を言われたと気付かないフリをして真っ当な答えで返したり、「そうですかね」と流したり、「でもプラスもあるんですよ」とお気楽に返してみましょう。
きっと相手は呆れるでしょう。そのうち「言っても仕方ない」「嫌味が分からないんだ」と諦めてくれます。あなたに悔しさは残るかもしれませんが、大きなトラブルにもならず、嫌味のストレスもなくなります。

好きなものを追求し続ける

仕事では常に「効率」が重視されますが、1つで良いので、好きだと思えるものにこだわって追求し続けてみましょう。
例えば筆者の前職は証券の営業でしたが、金融株が好きなら金融株について勉強し尽くして毎日株価の連動を追う、人が好きなら顧客に心を開いてもらえるよう、会話術を磨いたり訪問回数を増やすなどの方法があります。心から自分が好きだと思えるものを探しましょう。
大切なのは追求し続け、毎日続けることです。“資格はないけれどプロ並み”に追求を。必ず思わぬ部分で本業のビジネスチャンスに発展しますし(転職、起業という形もあります)、職場の人からも「○○ならあいつに聞け」と認知されるようになります。

行き詰まった時の答えはバカにある

仕事で失敗したり、どんなに考えても良い案が浮かばないなど、行き詰まる時は1人でもグループでの仕事でもありますよね。そんな時に、「バカなアイディア」を出し合ってみましょう。
普段の思考の中には「不可能と決め付けていること」が少なくありません。一旦不可能と思われるバカっぽいアイディアを出すことでその枠がゆるんだり、バカな企画にナイスアイディアが潜んでいることも少なくないのです。

最終目標を考えてバカになる

上司が言った意味に1番近いのはこれかなと思います。例えばプライドが先立ち、カラオケに行っても人前で歌えないなんて人はいませんか?
自分の中の「プライドや恥ずかしさ、好き嫌いや執着心」にこだわっていると、仕事はうまくいきません。何故なら仕事は常に「相手ありき」。自分のプライドを守っていては、相手も心を開いてくれませんよね。
最終目標は「仕事の達成」、そのためには「クライアントのニーズを聞き出す」「クライアントに信頼してもらう」、そのために「自分を抑えてバカになる」ことは、どの仕事にも共通します。

4つほどあげましたが、あとはあなたの心の中でプライドや羞恥心との戦うことが問題ですね。自分が1番大切なのは何かを考え、実践できそうなら試してみて下さいね試してみて下さいね。

2013.09.17

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記事を書いたのはこの人

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Written by 宮野茉莉子

84年生まれの哲学ライター。東京女子大学哲学科卒業。野村證券を退職後、2011年よりライターへ。主に生き方や働き方について、哲学を交えた本質を探る記事を執筆。他、子育て、夫婦、FPとしてマネーなど、6媒体で執筆中。愛雑誌は『PRESIDENT』。現在一男児子育て中。 Facebook→https://www.facebook.com/miyano0928 blog→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/