気付いてる?聞き下手になってしまう6つの「偏見フィルター」
人間は話を聞く時に、自らの「偏見フィルター」を通してしまうもの。相手の話をストレートに聞き入れず、自分の経験や解釈を交え、結局聞き下手になってしまうことが多いんです。
この癖は、直そうとするのは困難。「今、自分の偏見フィルターを通して話を聞いている!」と自ら気付き、その都度ストレートに話を聞くよう、軌道修正することが大切なのです。今回は偏見フィルターを6つご紹介しますので、聞き下手を直すために頭に入れて置いてくださいね。
最後まで聞かずにカテゴライズする
話の途中で、「こういう人いるよね」「こうなったに違いない」と自分で解釈してしまうこと、ありませんか?この癖は「話を捻じ曲げて聞いてしまう」「最後まで話を聞かない」という問題を引き起こします。
人間は十人十色。全てカテゴライズできるわけではありませんし、あなたの思う通りになるわけではありません。話はストレートに受け止め、最後まで聞く意識を持ちましょう。
相手の全てを知った気で決め付ける
ある程度仲の良い相手になると、相手の全てを知った気になります。そうするとじっくり話を聞いたり、質問する回数も減るもの。「決め付けられている」ことは相手も自然と感じ取るので、窮屈に感じ、話しても無駄なんて思われかねません。
全てを知るなんてあり得ませんし、日々成長するのが人間。その都度、きちんと話を聞きましょう。
結論を出そうとする
相談され、「結論を出さないと」「アドバイスしないと」という思いから、結論を仕立て上げる人もいるでしょう。しかし、本当に結論を出すべきなのは、相談をした当人。
聞き手としては、無理に結論を出す必要はありません。じっくり話を聞いてあげるだけで十分。「こう思ったの?」「本当にそう感じたの?」など感情に寄り添って話を聞いてあげると、当人で結論を見つけ出しやすくなります。
判断を下す
話を聞く時に「良い・悪い」「ありえる・ありえない」など判断を下し、それを相手に伝えていませんか? よくありがちなことですが、これもNG。「良い・悪い」などは当人が1番分かっており、追い打ちをかけ、余計気分を悪くして自分の殻に閉じこもってしまいます。
裁判官ではないのですから、判断を下すような発言はNGです。
自分の体験、情報と照らし合わせる
「あの人と同じだ」「自分も同じ経験をした」と、自分の経験や情報と照らそうとしがちになります。これは自然なことですが、それに頼りすぎたり、その話ばかりしてしまうのはNG。話を曲げて聞きがちになります。
良いことを言おうとする
相談をされ、「良いことを言おう」とする人も多いのでは。しかし頭では分かっていても、白黒できっぱり分けられないものは実に多いもの。正論を打ち立て、相手の反発心を招いて心を閉ざされることも少なくありません。相手が気づくよう、じっくり聞くのが聞き上手です。
いかがでしょうか? ついやりがちなことだからこそ、注意してくださいね。